地域医療支援センター
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地域枠医師や医学生のキャリア形成と地域定着を支援する取組み愛媛大学医学部入学定員における「地域枠」(現在は 20名)の卒業生が増加することに伴い、今後、「地域枠」卒業医師をはじめ県の奨学金貸与を受けた若手医師や医学生の卒後臨床研修や生涯教育、医療機関への適正配置に取り組む必要がある。奨学生医師がキャリア形成上の不安を解消(医療技能の向上、専門医の取得等)しながら地域医療に従事できる環境を整備し、卒後の義務離脱の防止や義務年限終了後の地元定着の向上を図る必要がある。医学部学生に対しても、専門教育のできるだけ早い段階から、卒後教育を含めたキャリア形成支援プログラムを提示し、卒業後の進路選択を支援する必要がある。● 高度・専門医療への志向や医師としての将来への不安から、医学部卒業後の医師が都市部へ流出し地元 に残らない。● 平成16年度の新医師臨床研修制度の導入により、研修先の自由選択が影響したことで、大学病院を研修  先に選ぶ医学生が大幅に減少し、大学医学部の医師派遣機能が低下。地域医療支援センター事業愛媛県内での医師や医学生のキャリア形成などを支援し、医師、特に若手医師の県内定着を図り、地域医療に従事する医師を確保することにより、医師の地域偏在を解消する。愛媛大学医学部に専任の実働部隊を配置し、地域医療を目指す若手医師や医学生の支援体制の充実を図る。(人員体制:専任医師2名、専従事務職員3名)①若手医師や医学生のキャリア形成支援 本人の意向を踏まえ、愛媛県に根ざしながら専門医の資格取得などスキルアップしていくためのキャリア形成 支援プログラムの作成と、そのプログラムに基づく勤務先の調整や医学部在学中から研修期間中を含めた フォローアップの実施。②医師不足病院への支援 県の奨学金貸与を受けた地域医療奨学医師など地域医療を志す医師や医学生のキャリア形成の支援と一体 的に、医師不足病院の医師確保を支援。③医師不足状況等の把握 県内の医師不足状況の実態把握。地域医療医師確保奨学金貸与生の在学等状況(平成31年4月1日現在)在学状況計愛媛大学医学部専攻医(後期研修医)初期研修医3年次2年次1年次2年次1年次6年生5年生4年生3年生2年生1年生9名11名14名17名17名19名20名20名20名20名21名188名人 数9名20名34名51名68名87名98名107名113名116名120名年 度平成30年度令和元年度令和2年度令和3年度令和4年度令和5年度令和6年度令和7年度令和8年度令和9年度令和10年度(平成31年4月1日現在)地域医療奨学医師の地域勤務者数(見込み)2

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