教育・研修

当科での研修について

当科は日本で唯一神経疾患を主対象とした臨床薬理学講座として開設されました。
附属病院においては「臨床薬理神経内科」として外来・入院診療にあたっています。

臨床薬理学とは、科学的な合理的薬物治療を指向する学問領域です。
薬物治療の有効性と安全性を最大限に高め、個々の患者さんにとっての最良の治療、いわゆるオーダーメイド治療を提供することを目指しています。

神経疾患に限らず内科全般の診療の中で、薬物動態、薬物相互作用を考慮した合理的薬物療法を行うことは非常に重要です。 また日本が超高齢化社会へ突入したことで、認知症、パーキンソン病など脳の加齢と関連が深い病気がさらに増加していくことが予想されます。
このため、脳神経内科医のニーズが今後さらに高まっていくものと予想され、脳神経内科の研修を通じて診察、診断の基本を身に着けておくことは、皆さんにとって必須になってきます。

当科では、臨床薬理学を基盤とした適切な治療を行うことができる内科医、脳神経内科専門医ならびに臨床薬理専門医の育成を目標としています。
また、「臨床研究支援センター」などの運営に携わり臨床試験、治験を通して新薬の開発、最新の治療を行っています。

内科医としての武器である薬物治療について基本から学び、日常診療の中で臨床技能の研鑽を積んでいきましょう。
薬物治療に興味があり、脳神経内科医を目指す皆さんの参加を待っています。