専門研修プログラム・入局案内

初期研修内容

より経験を重視し、実践的な研修を行います。
 産科では研修2か月目より帝王切開術の執刀や前立を経験します。過去には、9か月の臨床研修期間に20例以上の執刀を経験した研修医も複数います。また超音波検査にて胎児の推定体重の測定を行います。胎児の顔の表情や、性別の判断(ついてる?、ついてない?)、たまにあくびをするなど、胎内の神秘にも触れることができます。
 婦人科では、婦人科手術に参加することにより、骨盤深部や骨盤リンパ節郭清を通じて骨盤外側の解剖を観察することができます。また腹腔鏡下手術では、当科では骨盤リンパ節郭清を含めた子宮体がん手術、広汎子宮全摘術を導入しており、拡大した視野での観察も勉強になると思います。良性疾患の腹腔鏡手術では、カメラ持ちや執刀を目標に様々な腹腔鏡下トレーニングコースを構築しています。
初期研修2年目で腹腔鏡下手術に興味のある先生のなかには、4か月間のトレーニング後にTLH(腹腔鏡下子宮全摘術)の執刀を経験した先生が3名います。もちろん最初から最後まで執刀です。努力を惜しまない先生にはどんどん経験を積んでもらうのが当科のスタイルです。
またcadaverを用いたトレーニングを導入しており、特に若手の先生には積極的に参加してもらっています。効率のよい修練を行うことで、短期間で確実に手術手技の向上が望めます。

産科婦人科医療に興味のある方はどなたでも大歓迎です。充実した研修生活を保証いたします。

当院は、下記の施設認定を受けています。

日本産科婦人科学会専攻医        指導施設    (専門医18名)
日本周産期・新生児医学会(母体・胎児) 認定施設    (専門医4名)
日本産科婦人科内視鏡学会        認定研修施設  (技術認定医5名)
日本婦人科腫瘍学会専門医制度      指定修練施設  (専門医7名)
日本臨床遺伝専門医制度         認定研修施設  (専門医5名)
日本女性医学学会            認定研修施設  (専門医2名)
日本内分泌学会             認定研修施設  (専門医1名)
日本肥満学会              認定肥満症専門施設(専門医1名)

専門研修プログラム(新研修制度)

日本産科婦人科学会専門医指導のもと、婦人科、産科、不妊・内分泌領域において、患者担当グループの一人として診断、治療に携わります。産科婦人科研修ガイドラインに従って、臨床に必要な基本知識、産科婦人科疾患における診断ならびに治療、技術を習得します。また女性だけを扱う当科の特殊性を配慮し、産科婦人科医としての患者への対応能力(態度)を習得することも重要な目標の一つとしています。
婦人科疾患、産科疾患、生殖内分泌疾患において、下記の診断法、治療法などを習得の目標としています。

婦人科腫瘍学:

  • 婦人科疾患における超音波検査、CT、MRI等の読影・診断を行い、また内診による腫瘍の評価および進展度を評価する。
  • 婦人科手術手技を理解し、基本的手技の修得、周術期の管理を行う。
  • シミュレーターを用いたTLH実習(動画:Windowsでの閲覧を推奨します)
  • TLH実習

周産期医学:

  • 胎児推定体重測定や胎児血流測定など、超音波検査手技を習得する。
  • 分娩管理について理解し、指導医のもと内診にて分娩進行を把握し、分娩介助および帝王切開術の手技について習得する。
  • Victoriaを用いた分娩実習(動画:Windowsでの閲覧を推奨します)
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生殖内分泌学:

  • 人工授精、体外受精における治療手順と基本手技について理解する。
  • 受精卵を観察し胚移植の手技について理解する。

愛媛大学産婦人科新専門研修プログラム

研修生の皆さんへ

産婦人科専門医制度は,産婦人科専門医として有すべき診療能力を獲得し,患者さんへの責任を果たせるようになることを目的としたものです。本プログラムでは,基幹施設である愛媛大学医学部附属病院において高度な医療に携わり,本邦の標準治療や先進的な医療を経験し学ぶとともに,地域医療を担う連携病院での研修を経て愛媛県の医療事情を理解し,地域の実情に合わせた実践的な医療を行えるようになります。地域の中核病院では,大学病院ではあまり経験できない性感染症・性器脱・避妊指導・ピルの処方や服薬指導などを経験できます。全体を通して,生殖医療・婦人科腫瘍・周産期・女性ヘルスケアの主要4領域をバランスよく研修する事ができます。産婦人科専門医として愛媛県における産婦人科医療を支える人材として育ってもらうことを理念としています。

プログラム概要

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研修施設

愛媛大学産婦人科新専門研修プログラム(カリキュラム)

カリキュラム

本研修プログラムでは,専攻医は3年間で修了要件を満たし,ほとんどは専門医たる技能を修得したと認定されます。修了年の翌年度(通常後期研修の4年目)に産婦人科専門医試験を受検することになります。専門医を取得して産婦人科研修プログラムの修了と認定します。4年目は産婦人科専門医取得とその後のSubspecialty研修開始の重要な時期となります。

研修は基幹施設である愛媛大学附属病院ならびに愛媛県内の連携施設(1ヶ所は大阪)にて行い,2か月〜6ヶ月毎のローテートを基本とします。大学では,婦人科悪性腫瘍および合併症妊娠や胎児異常・産科救急などを中心に研修します。大学での研修の長所は,一般市中病院では経験しにくい難病や稀少な症例を多数経験ができることです。また,腹腔鏡の技術は高く,腹腔鏡下広汎子宮全摘術も経験することができます。全国規模の化学療法や周産期関連の臨床治験を数多く行っており,他施設では経験できない高度な医療を経験できます。3年間の研修期間のうち6から10ヶ月間は基幹施設で最重症度の患者への最新の標準治療を体験してもらいます。

一方,大学外の関連病院においては,不妊治療および一般婦人科診療,正常妊娠・分娩・産褥や正常新生児の管理あるいは早産・産科救急医療を中心に研修します。外来診療および入院診療は治療方針の立案,実際の治療,退院まで,指導医の助言を得ながら自ら主体的に行う研修となります。生殖医療については体外受精などの不妊治療を含めて,愛媛大学附属病院・愛媛労災病院・IVF大阪・IVFなんばにおいてそれぞれ2〜3か月間研修します。

カリキュラムの一例

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Subspeciality専門医の取得に向けたプログラム

愛媛大学産婦人科研修プログラムは,専門医取得後に以下の専門医・認定医取得へつながります。

  • 日本周産期・新生児医学会  母体・胎児専門医
  • 日本婦人科腫瘍学会     婦人科腫瘍専門医
  • 日本生殖医学会       生殖医療専門医
  • 日本女性医学学会      女性ヘルスケア専門医
  • 日本産科婦人科内視鏡学会  腹腔鏡・子宮鏡 技術認定医
  • 日本臨床遺伝学会      専門医
  • 日本内分泌学会       専門医
  • 日本臨床細胞学会      細胞診専門医

新入教室員の受け入れ

産科婦人科研修によって産科ではヒトの妊孕生理とその病態、分娩に深く関わることができます。婦人科手術では、系統化された術式を通じて基本的手技を修得し、また骨盤底部に及ぶ解剖を学ぶことができます。また、不妊治療の分野は、先端の生殖補助技術によってヒトの発生から誕生という神秘にも触れることができ、極めて興味深い領域を含んでいます。生命の誕生から開始し、医学のあらゆる分野に関わりをもつ産科婦人科を選択することは、医師としての自己を形成するために非常に有意義と思われます。
産科婦人科医療に興味を持ち、真摯な気持ちで研修に取り組まれる方は、性別、出身大学を問わず、どなたでも大歓迎です。

女性医師の支援

産科婦人科領域における女性医師の増加は顕著であり、妊娠中や出産前後勤務内容に関しては個別に対応いたします。

女性医師の会はこちら

日本産科婦人科学会専門医制度と研修システム

日本産科婦人科学会では専門医制度を実施しており、2年間の臨床研修の後、学会指定の専攻医指導施設において通算3年以上の産婦人科の臨床研修を終了した後に申請資格が得られます。研修記録、症例に関するレポートなどを提出の上、一次審査および二次審査(筆記試験,面接試験)に合格することが必要です。

愛媛大学産科婦人科学教室では、新入教室員全員が産婦人科医師として 豊富な研修を積めるよう配慮しております。

関連病院

後期研修後、あるいは研修中に本人の希望により、引き続き大学病院での専門的な修練、大学院での学位取得、関連施設等(国内・外の留学を含む)で研鑽を積みます。関連病院は複数医師の派遣、小児科、麻酔科のある施設への派遣を原則としております。

過去の新入教室員

新入教室員出身大学(2014年〜)

愛媛大19名、高知大2名、徳島大1名、広島大2名、東海大学1名、大分大1名、川崎医大1名

専門研修プログラム・入局の問い合わせ先

〒791-0295 愛媛県東温市志津川454
愛媛大学大学院医学系研究科 病因・病態領域 産科婦人科学講座
TEL; 089-960-5379 FAX; 089-960-5381
e-mail; usami.tomoka.cp@ehime-u.ac.jp
医局長 宇佐美 知香 まで