プログラム活動報告

大学院生 小林さんの学位論文 がNeoplasia誌に受理になりました。

今回の基礎GP事業の一期生とも言える、小林加奈大学院生の博士論文(下記)が、Neoplasia誌に掲載されることになりました。小林さんは、愛媛大学医学部医学科を卒業後すぐに医学専攻大学院博士課程に入学し、初期研修2年間ののち、研究室に戻りその後の2年間で博士の学位を取得したことになります。
小林さん

Title:
A truncated form of CD200 (CD200S) expressed on glioma cells prolonged survival in a rat glioma model by induction of a dendritic cell-like phenotype in tumor-associated macrophages
Authors:
Kana Kobayashi, Hajime Yano, Akihiro Umakoshi, Shirabe Matsumoto, Ayano Mise, Yu Funahashi, Yoshitomo Ueno, Yoshiaki Kamei, Yasutsugu Takada, Yoshiaki Kumon, Takanori Ohnishi, and Junya Tanaka*
Journal:
Neoplasia

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第5回サイエンスインカレに参加・発表しました。

文部科学省主催のサイエンスインカレ(第5回)が、神戸国際会議場で開催されました。愛媛大学からは、馬越陽大君が、愛媛大学の学生としては初めて参加し、ポスター発表を行いました。医学部からの発表は少なく、他学部の学生の熱意に触れて研究へのモチベーションが大きく膨らむ、素晴らしい会でした。これまで、その内容や求められものなどがよく分からず、抄録の作成・提出も手探り状態でしたが、今回で理解が深まりました。来年はより多くの学生が参加発表出来ることを目指します。
サイエンスインカレ

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第8回 大学院医学専攻研究発表会 を開催しました。

平成28年3月1日-2日 第8回 大学院医学専攻研究発表会を、基礎第2講義室(口演)、医学部1階コンコース(ポスター)にて開催しました。主に、大学院医学専攻3年生および学生研究員による研究成果65演題の発表があり、Discussionや教員からのsuggestionが出され、学位取得に向けたマイルストーンとしての役割を果たしました。

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第9回 愛媛大学先端医学ウインタースクール を開催しました。

愛媛県松山市 道後温泉にぎたつ会館で第9回ウインタースクールを開催しました。今年は、疫学・予防医学講座の三宅吉博教授に幹事をしていただきました。愛媛大学からの教員10名、学生18名に加え、遠路、熊本大学から外部評価委員として富澤教授(分子生理学)と5回生、4回生の学生さんが参加してくださいました。楽しい中にも、厳しいディスカッションがあり、今後の研究の発展につながる経験になったと思います。
ウインタースクール

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熊本大学で愛媛大学の取り組みを紹介 2016.02.01

愛媛大学と同じく、文科省予算を受けて研究医養成を推進している熊本大学で開かれました、平成27年度大学院医学教育部FDセミナー ー柴三郎プログラムの将来像ー(2月1日(月)開催)に田中潤也が参加しました。熊本大学では、熊本生まれの北里柴三郎にちなんで名付けられた「柴三郎プログラム」というタイトルで基礎研究医養成事業が行われています。向山 政志(総合臨床研修センター長)先生の座長の下、「愛媛大学が取り組む研究医養成プログラム:現状と課題」というタイトルで講演をさせていただきました。その後、松井 秀樹(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・教授)、西川 伸一(AASJ代表理事、京都大学名誉教授)、本橋 ほづみ(東北大学加齢医学研究所・教授)、西村 泰治(熊本大学大学院生命科学研究部・研究部長/大学院医学教育部長)、西谷 陽子(熊本大学大学院生命科学研究部・教授)というそうそうたる顔ぶれの先生方とともに、パネルディスカッションにも参加させていただきました。我々も、一層のレベル向上が必要だと実感した機会となりました。

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金沢大学医学部で愛媛大学の基礎研究医養成プログラムを紹介

1月26日(火) 寒波が残した雪の積もる金沢を訪れ、金沢大学医学部医学科1年生を対象とする特別講義、大学院生と先生方に対するセミナーで愛媛大学医学部/医学系研究科の「富士山型」基礎研究医養成コースの取り組みと学部生による研究成果を田中潤也が紹介しました。低学年のうちから研究に参加してくださいと話をしたところ、富山県出身の1年生の男子学生さん一人が、講義終了後早速、神経分子標的学講座、堀修教授の門を叩いてくれました。

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6回生 西岡龍太郎君の論文が、Experimental Neurology誌に掲載されました。

6回生 西岡龍太郎君の脳梗塞に対する急性期リハビリの効果に関する論文が、Experimental Neurology誌に掲載されました。中大脳動脈一過性閉塞による重症ラット脳梗塞モデルに対して、発症翌日より緩やかな歩行運動をさせると、これがストレスとなって、血中コルチコステロン(副腎皮質由来のグルココルチコイド)濃度が軽度上昇し、脳虚血部のナトリウム/プロトン 交換輸送体1の発現が減少し、その結果、グリア細胞の細胞容積が減少、脳浮腫軽減につながるという研究です。詳しくは下記の要約、または、http://dx.doi.org/10.1016/j.expneurol.2015.12.016 を参照ください。

【タイトル】Treadmill exercise ameliorates ischemia-induced brain edema while suppressing Na+/H+ exchanger 1 expression

【著者】Ryutaro Nishioka, Kana Sugimoto, Hitomi Aono, Ayano Mise, Mohammed E. Choudhury,Kazuya Miyanishi, Afsana Islam, Takahiro Fujita, Haruna Takeda, Hisaaki Takahashi,Hajime Yano, Junya Tanaka

【掲載誌、巻号ページ】Experimental Neurology 277 (2016) 150–161

【参照サイト】http://dx.doi.org/10.1016/j.expneurol.2015.12.016

【要約】
Exercise may be one of the most effective and sound therapies for stroke; however, the mechanisms underlying the curative effects remain unclear. In this study, the effects of forced treadmill exercise with electric shock on ischemic brain edema were investigated. Wistar rats were subjected to transient (90 min) middle cerebral artery occlusion (tMCAO). Eighty nine rats with substantially large ischemic lesions were evaluated using magnetic resonance imaging (MRI) and were randomly assigned to exercise and non-exercise groups. The rats were forced to run at 4–6 m/s for 10 min/day on days 2, 3 and 4. Brain edema was measured on day 5 by MRI, histochemical staining of brain sections and tissue water content determination (n = 7, each experiment). Motor function in some rats was examined on day 30 (n = 6). Exercise reduced brain edema (P < 0.05–0.001, varied by the methods) and ameliorated motor function (P < 0.05). The anti-glucocorticoid mifepristone or the anti-mineralocorticoid spironolactone abolished these effects, but orally administered corticosterone mimicked the ameliorating effects of exercise. Exercise prevented the ischemia-induced expression of mRNA encoding aquaporin 4 (AQP4) and Na+/H+ exchangers (NHEs) (n = 5 or 7, P < 0.01). Microglia and NG2 glia expressed NHE1 in the peri-ischemic region of rat brains and also in mixed glial cultures. Corticosterone at ~ 10 nM reduced NHE1 and AQP4 expression in mixed glial and pure microglial cultures. Dexamethasone and aldosterone at 10 nM did not significantly alter NHE1 and AQP4 expression. Exposure to a NHE inhibitor caused shrinkage of microglial cells. These results suggest that the stressful short-period and slow-paced treadmill exercise suppressed NHE1 and AQP4 expression resulting in the amelioration of brain edema at least partly via the moderate increase in plasma corticosterone levels.

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6回生 石井友里加さんの英文原著論文が発行されました。

6回生 石井友里加さんのノルアドレナリンによるマイクログリア抑制作用に関する論文が、Neurochemistry International誌に掲載されました。ノルアドレナリンは、LPS誘発マイクログリア活性化を抑制しますが、そのメカニズムとして、NFkBの核内移行抑制が重要であるとするものです。詳しくは下記の要約または、http://dx.doi.org/10.1016/j.neuint.2015.07.010 を参照ください。

【Title】Anti-inflammatory effects of noradrenaline on LPS-treated microglial cells: Suppression of NFκB nuclear translocation and subsequent STAT1 phosphorylation

【Athors】Yurika Ishii, Ayaka Yamaizumi, Ayu Kawakami, Afsana Islam, Mohammed E. Choudhury, Hisaaki Takahashi, Hajime Yano, Junya Tanaka

【掲載誌・巻号ページ】Neurochemistry International. Volume 90, November 2015, Pages 56–66

Abstract

Noradrenaline (NA) has marked anti-inflammatory effects on activated microglial cells. The present study was conducted to elucidate the mechanisms underlying the NA effects using rat primary cultured microglial cells. NA, an α1 agonist, phenylephrine (Phe) and a β2 agonist, terbutaline (Ter) suppressed lipopolysaccharide (LPS)-induced nitric oxide (NO) release by microglia and prevented neuronal degeneration in LPS-treated neuron-microglia coculture. The agents suppressed expression of mRNA encoding proinflammatory mediators. Both an α1-selective blocker terazocine and a β2-selective blocker butoxamine overcame the suppressive effects of NA. cAMP-dependent kinase (PKA) inhibitors did not abolish the suppressive NA effects. LPS decreased IκB leading to NFκB translocation into nuclei, then induced phosphorylation of signal transducer and activator of transcription 1 (STAT1) and expression of interferon regulatory factor 1 (IRF1). NA inhibited LPS-induced these changes. When NFκB expression was knocked down with siRNA, LPS-induced STAT1 phosphorylation and IRF1 expression was abolished. NA did not suppress IL-6 induced STAT1 phosphorylation and IRF1 expression. These results suggest that one of the critical mechanisms underlying the anti-inflammatory effects of NA is the inhibition of NFκB translocation. Although inhibitory effects of NA on STAT1 phosphorylation and IRF1 expression may contribute to the overall suppressive effects of NA, these may be the downstream events of inhibitory effects on NFκB. Since NA, Phe and Ter exerted almost the same effects and PKA inhibitors did not show significant antagonistic effects, the suppression by NA might not be dependent on specific adrenergic receptors and cAMP-dependent signaling pathway.

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第4回医学研究学生フォーラムに参加しました

2015年12月19日(土)徳島大学病院の日亜メディカルホールで開催されました「第4回 医学研究学生フォーラム」に6年生、石井友里加さん、2年生、馬越陽大君が参加発表しました。引率教員の田中潤也教授は、愛媛大学の学生研究の取り組みを紹介しました。ノルアドレナリンのマイクログリアに対する抑制作用について発表した石井さんは、優秀賞を授与されました。学生さん達の活発な質疑応答が印象に残るレベルの高い研究会でした。来年は、岡山大学で12月10日に開催される予定です。

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第3回 中国・四国地区医学生学術交流会を開催しました

2015年11月28日(土) 午後、愛媛大学城北キャンパス 総合情報メディアセンター メディアホールにて、第3回 中国・四国地区医学生学術交流会を開催致しました。徳島大学、香川大学、川崎医科大学、広島大学、山口大学、島根大学、鳥取大学の学生さん、先生方が参加しました。学生さん達の日頃の研究成果発表や、各大学の研究者育成養育への取り組みについて発表がありました。交流会の終了後は、懇親会で盛り上がりました。

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