治療対象となる疾患
悪性リンパ腫
近年、脳にできる悪性リンパ腫は増加傾向にあり、悪性リンパ腫の治療を専門に扱う当科ではこの5年間に約30名の方が治療を受けられております。
最近では、大量メソトレキセート療法に放射線治療を併用することで優れた治療成績が得られており、悪性リンパ腫の治療は確実に進歩してきています。この治療法は、これまでの放射線単独の標準的治療法と比べ、効果が期待できる反面、副作用については十分な配慮が必要です。また、個々の患者さまに応じた適切な治療法が選択されなければ最大限の治療効果は得られず、悪性リンパ腫の治療は高い医療技術と経験が不可欠です。
悪性リンパ腫の治療を専門とする愛媛大学脳神経外科には、専門的な技術と豊富な治療経験を有するスタッフが揃っており、一人でも多くの悪性リンパ腫患者さまが健康を快復されることを願っております。