) 脊髄損傷モデルの評価方法

我々は脊髄損傷後の動物の運動能力や感覚異常を調べるために様々な方法を用いて評価を行っています。

1)BBB Scale
動物の運動能力を見た目で0点から21点にスコアリングし、評価する方法です。有名な方法で、現在脊髄損傷動物の評価では世界で一番多く使われているのではないでしょうか?
我々もこの方法を採用していますが、欠点としてはa)研究者の主観が入ってしまうb)結果が連続変数では出ない。ということがあります。
そこで、我々はより客観的で、結果が連続変数で測定できる自動測定装置(Scanet)やトレッドミルを併用して評価を行っています。 

2)小動物運動能力自動測定装置Scaqnet MV-10



この測定装置は内蔵されている赤外線センサーで動物の水平面、垂直面の動きの量を自動的にモニターします。

3)小動物用トレッドミル



小動物用のトレッドミルです。障害の比較的軽い動物の評価に向いています。


4)小動物温痛覚測定装置(Hargreaves' plantar test apparatus)



動物の足底に赤外線を当てて、動物が回避行動を取るまでの時間を測定します。軽度の脊髄損傷では知覚過敏を、重度の脊髄損傷では知覚鈍麻を示します。

その他に触覚刺激による痛みを生じるアロディニアという現象を捉えるためにvon-Frey hair という道具を用いた測定を行っています