愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

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平成29年度愛媛県中予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を開催しました【7月4日(火)】

 平成29年7月4日(火),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成29年度愛媛県中予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を松山市で開催し,中予地区の病院,各市町の行政機関等から約30人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」を開催しています。

 今回,中予地区で実施した講習会では,高田清式地域医療支援センター長の開会挨拶に続き,済生会松山病院の村上英広副院長から,臨床研修病院として研修医育成についての取組,済生丸に乗船して瀬戸内海島々を廻る診療船による研修,地域医療研修の実態,特色ある同病院の特徴や臨床研修指導体制等についてミニレクチャーがありました。続いて,地域医療支援センターの高橋敏明副センター長から,医学生のマッチングの動向と県内の看護師確保について,また,高田センター長から,新しい専門医制度の現況報告と進捗状況について説明がありました。

 その後,愛媛大学大学院医学系研究科救急航空医療学講座の佐藤格夫教授が「地域における救急航空医療体制の現況と今後の救急連携」と題した記念講演を行いました。国内外の救急医療現場での診療経験談,研究分野の説明,愛媛県の救急医療体制強化のための医師確保への取組,愛媛県のドクターヘリ活用状況と救急連携等について興味深い講話がありました。
 
 参加者は,佐藤教授の記念講演に熱心に聞き入り,救急医療の現場で医学生や若手医師をどう指導・育成していくか,愛媛県全体で病院間・各専門領域とチーム医療を展開していくための医療連携等について考える良い機会を持つことができました。

佐藤教授の講演

 アンケートでは,「救急航空医療の内容が良く分かった」「佐藤先生の熱意のある救急航空医療の講演が良かった」「救急医療について学べたことが良かった」「記念講演が良かった。パワーを貰った」などと,非常に好評でした。

 本センターでは,今後も同講習会を定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進していきます。 

 

掲載日:2017年07月18日

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