研修医へ

医療の現場では、優れた技術も必要となりますが、大切なのはいかに患者さまと正面から向き合うかということです。「医療は何のために必要なのか。」この研修を通してそのことを学んでもらいたいと考えています。技術的な研修はもちろんのこと、患者さまとも積極的に触れ合う機会を多く設けています。私たちはこの研修が皆さんの人生に大きく役立つことを願っています。そして将来、立派な医師に成長し、同じフィールドで活躍できる日を楽しみにしています。

 

一般研修目標

STEP1 医師としての基本的知識と技能ならびに倫理観の確立と修得
基礎的な幅広い知識と技術を身につけ、医師としての資質を向上させることを目的として行います。
光学医療診療部で研修を行い医師としての基本的技能ならびに倫理観を修得します。
STEP2 内視鏡検査の基本を習得
研修ではまず実際の検査を見学し、さらに補助者として、内視鏡検査の基本を学びます。
最初の1ヶ月間は補助者としての研修が主になり、上級医師より指導を受けながら検査を行います。
STEP3 主として消化器疾患の診断、検査、治療の基本的知識を習得
研修修了時には上部内視鏡検査の基本が充分身につきます。
本人の意欲・上達レベルに応じ大腸内視鏡検査、胃瘻造設術まで経験することも可能です。
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研修スケジュール概要

  1. 内視鏡機器の取り扱い法を修得
  2. 内視鏡検査、治療の適応について研修
  3. 上級医と共に内視鏡検査、治療
  4. 吐血などの救急疾患に対し、上級医とともに内視鏡的救急処置
  5. カンファレンスに参加し、内視鏡写真の撮影法、読影法を修得
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研修すべき主な検査法・治療法と研修目的

上部消化管内視鏡
  • スクリーニング検査を施行
  • 色素内視鏡、生検検査の適応を判断、施行
  • 上級医の指導のもとに内視鏡的止血術
  • 上級医の指導のもとに内視鏡的ポリープ切除術
  • 内視鏡的粘膜切除術の介助
  • 上級医の指導のもとに内視鏡的食道静脈瘤結紮術
  • 内視鏡的食道、胃静脈瘤硬化術の介助
下部消化管内視鏡
  • スクリーニング検査を施行
  • 内視鏡的粘膜切除術の介助
腹腔鏡
  • 腹腔鏡検査の介助
  • 腹腔鏡下肝生検
気管支鏡
  • スクリーニング検査を施行
  • 色素内視鏡、生検検査の適応を判断、施行
  • 上級医の指導のもとに気管支肺胞洗浄
  • 上級医の指導のもとに経気管支的肺生検
内視鏡的逆行性胆管、
膵管造影(ERCP)
  • 内視鏡的逆行性胆管、膵管造影の介助
特殊検査、治療
上級医の指導のもとに以下の
特殊検査、治療
  • 超音波内視鏡
  • 胆道鏡
  • 膵管鏡
  • 内視鏡的胆管結石除去術
  • 内視鏡的乳頭拡張術
  • 内視鏡的ステント留置術
  • 内視鏡的胃瘻造設術
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