センター長挨拶-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

センター長挨拶

2020年4月1日付けで総合臨床研修センター・センター長を拝命しました熊木天児と申します。

愛媛大学臨床研修プログラム「アイ(愛)プログラム」では、今年度新たに初期研修医26名、そしてデンタルアイプログラムでは歯科研修医3名を迎えることになりました。希望に満ち溢れた研修医と同様に、私自身も新鮮な気持ちで29名の育成につながる運営に尽力する所存です。つきましては、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、「アイ(愛)プログラム」の特徴の一つは、各研修医が希望に応じて多くの病院・診療科を選択できるところです。2年間の研修期間中に、各自のキャリアプランに応じて、救急・がん・一般診療などに特化した多くの協力病院・施設で希望する分野の研修ができます。また、全国屈指の研修医を育てることを目標に、臨場感あふれるシミュレータを数多く設備し、研修医の医療技術の向上に努めています。さらに、シミュレータにおける手技修得後、より実践的な処置技術を身につけるため、国内初となる手術手技トレーニングセンターでのご遺体による手術手技研修(キャダバートレーニング)を取り入れています。医療手技画像、文献検索等の教育・手技ツールも自由に利用でき、将来の専門医取得も考えながら、多くの学会における発表・指導も積極的に行っています。そして何より、指導医が研修医に「愛」をもってマンツーマンで丁寧に指導します。

ところで、総合臨床研修センターの役割をご存知でしょうか?

研修医育成としての役割が中心ではあります。しかし、「総合」と銘打っており、看護師、薬剤師をはじめとする多職種医療従事者の育成にも、シミュレータ教育や全国でも珍しい研修医OSCEを通して参画しております。また、総合臨床研修センターには専門研修委員会があります。前センター長の高田清式先生と私はこれまで卒前教育にも関与しており、OSCEの全国の委員です。すなわち、卒前教育→初期研修→専門研修にスムーズに移行しやすい体制が構築されております。各部署との連帯感、シームレスな連携はキャリア形成を考えていく上でとても重要です。

みなさん、ぜひ愛媛大学医学部附属病院および連携病院でいっしょに研修をしましょう。お待ちしております。

愛媛大学医学部附属病院
総合臨床研修センター・センター長
熊木天児(くまぎてる)

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