国立大学法人 愛媛大学医学部附属病院 低侵襲・がん治療センター附属
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* 設立趣意 * スタッフ紹介 * 施設概要 * アクセス
 昨今、大学病院における診療はますます高度化しておりますが、大学病院としてより質の高い医療の提供並びに先端的医療技術の開発などを通して、地域医療の中で積極的に機能分担していくことが求められています。

 さて、手術による患者への侵襲、負担を軽減するべく、内視鏡手術が登場してから十年以上になりますが、多くの病院ですでに採用され、多大な成果をあげておられることと思います。しかし、一方では不十分な教育や研修のため、内視鏡手術手技に起因する医療事故が頻発し、大きな社会問題になっております。このような状況の中、これらの課題を克服するために、誰もが簡単に利用できるトレーニング施設の設立が望まれておりますのはご承知のとおりです。

 本院では平成十六年十月に院内措置により「低侵襲がん治療センター」を設置しておりますが、今回その活動の一環として全国でも僅少であるトレーニング施設を建設し、広く地域医療機関の医師や研修医等の医療技術の習得に貢献することを決意しました。

 具体的には、本院敷地内に中動物(ブタ)を利用して低侵襲トレーニング施設を設置し、腹腔鏡、胸腔鏡などを中心に、地域における低侵襲手術トレーニングの拠点施設として活用することとしております。

 本トレーニング施設は115.02m2の平屋造りで、トレーニング室(二室)と練習用シミュレータ室(二室)からなり、手術台、麻酔装置、各種医療用器材も整備の上、平成十七年四月からの発足を予定しています。もちろん本施設は、医師のみでなく手術場で活躍されている医療スタッフ(看護師、臨床工学技士など)の方々にも幅広く利用していただくつもりです。

 なお、愛媛大学医学部附属病院低侵襲トレーニング施設は、愛媛県医師会並びに愛媛大学医学部同窓会の後援を得て設立になったことを併せてご報告申し上げます。


低侵襲がん治療センター   センター長  渡部祐司


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