山内 淳子

 (平成10年東京女子医大卒業:7年目 糖尿病専門医、内科専門医)

 愛媛県内の高校を卒業、他県の大学に進学し、卒後愛媛に戻ることを希望される方も大勢いらっしやると思います。そういった方へのメッセージとして、簡単に私の略歴をご紹介させていただきますね。
 私は、愛媛県立今治西高等学校を卒業後、東京女子医科大学に入学いたしました。卒後は、東京女子医科大学病院糖尿病センターに入局し、研修。卒後5年日に実家の都合により、愛媛県に戻ってくることになりました。
 その際、私はどうしても糖尿病専門医が諦められず、(糖尿病専門医の受験資格には研修指定病院での満6年間の研修が必要)、当時の牧野英一教授(現愛媛大学名誉教授)に相談し、医局に受け入れてくださることになりました。
 受験資格を得るまでの1年半の間に、受験資格に必要な症例(高齢、妊娠、小児、1型、腎不全、神経障害、網膜症等)を担当させていただき、また受験資格に必要な学会発表(1型糖尿病妊娠のCSIIによる血糖管理について)をさせていただきました。そして、H17年に念願の糖尿病専門医を得ることが出来ました。ひとえに暖かく対応してくださった牧野名誉教授のおかげだと思っています。
 分子遺伝制御内科教室は、比較的少人数の医局と思いますが、それなりのよい点が沢山あります。外来や病棟の患者さんのことでもすぐに教授や准教授に質問することが出来ます。大人数の医局ではなかなか難しいことです。
 また、新研修プログラムに変わり、医局が敬遠されていると聞きます。しかし「医学」を勉強できるのは、今でもやはり大学だけだと思います。
 私は、大澤教授のご指導の下「レジスチン」をテーマにH20年に学位を取得させていただきました。正直、自分が海外の雑誌に英語で論文発表をすることができようとは!これは、一人では到底できないことですので、指導してくださる先生との巡り合いが必要です。当医局は、先生方皆さんが研究テーマを持たれ、かつ親切に指導してくださることは請け合いです。 振り返ると出身大学でない医局に途中から入ることに対して、大学に始めていく日の前日は不安でたまりませんでした。 しかし、初日から、不安は吹き飛びました。その後の数年間でも人間関係に悩むことはありませんでした。
 現在、私は今治の病院で勤務しているのですが、他大学出身であった自分を医局の先生方が温かく受け入り、ご指導いただいたことに対して、感謝の念がつきません。
  「愛媛に帰りたい」「糖尿病を勉強したい」と考えている学生の方は多いと思います。当医局は「論文ばかり読んで臨床が無い」といった古典的な大学医局のイメージとも違います。糖尿病患者をスペシャリストとして診察できるようになります。かつ「医学」も学ぶことが出来る素晴らしい医局だと私は思っています。またさらに古典的な「白い巨塔」的なイメージとも全くかけ離れており、他大学出身であるからといって敬遠する必要は全くありません。
 私自身、「愛媛へ帰り、大学へ通う」と決めるときには本当に悩みました。清水の舞台から飛び降りるぐらいの大変な決心でした。でも分子遺伝制御内科学で学べたこと、医局の先生方と巡り合えたことは、本当に私にとって一生の財産となりました。
 ですので、今後、たくさんの糖尿病を志す学生の方、先生が当医局の仲間入りをしていただけましたら、本当に嬉しく思います!!