プライマリケア
移動診療車による地域医療の実践
移動診療車を活用し、医療資源の乏しい地域へ医療を届けています。
地域、特に僻地では、移動が困難なために医療機関へたどり着くことができない高齢の患者さんが少なくありません。私たちは普段、医療機関までの移動や段差の昇降、平地歩行などを無意識のうちに行っていますが、高齢の患者さんにとっては、これら一つひとつが大きな障壁となり、受診そのものを断念せざるを得ない場合もあります。
一方で、居住者の少ない地域ごとに医療従事者を常時配置することは、慢性的な医療従事者不足が続く現在の医療環境において、現実的とは言えません。限られた医療資源を有効に活用するため、私たちは「患者さんが医療機関に来る」のを待つのではなく、「医療が地域へ出向く」という選択を行いました。
出張診療車は、地域に暮らす人々の生活の場に医療を届けるための一つの手段です。地域の実情に応じた柔軟な医療提供を通じて、医療へのアクセシビリティを確保し、誰もが必要な医療を受けられる体制づくりに取り組んでいます。