講座理念・概要
Philosophy
講座理念
あなたの大切な人々の「日常生活」を丸ごと支える医療
地域医療・総合診療学講座は、「患者さんを病気の治療対象としてではなく、一人の人間として理解する」という原則を教育・診療の中心に据えています。患者さんは、病気になった途端に“患者”としての側面だけを持つわけではありません。誰もが家族との関係、職場での役割、地域での日常生活など、多様な背景を抱えて生きています。病気はしばしば、その人が持つ社会的役割や生活を大きく揺るがし、心理的・経済的な負担を生じさせます。私たちは、こうした医学的側面だけでは捉えきれない問題に目を向け、幅広い視点から支援する医療者の育成をめざしています。
本講座では、診断学を基盤とした適切な鑑別と治療方針の立案に加え、各専門診療科や多職種の専門家と連携し、患者さんの状況に応じた最適な医療を提供します。同時に患者さんの生活背景、心理的ストレス、社会的弱点などにも配慮し、必要に応じて地域資源や他の医療職種、ソーシャルワーカーと協働しながら、包括的な支援を行います。医学的アプローチと社会的アプローチを統合することこそが、地域で暮らす人々の健康を支える総合診療の本質であると考えています。
地域医療・総合診療学を一緒に学びませんか?
患者さんに寄り添い、さまざまな側面から支えることは、大きな達成感、喜びを感じることができます。もちろん楽しいばかりではなく、患者さんと共に辛さを分かち合うこともあると思います。学生の皆さんには、本講座を通じて「診断する力」と「人を理解する姿勢」の両方を身につけてほしいと願っています。病気の背後にある物語に耳を傾け、多様な価値観を尊重し、患者さんの“生活”を支える視点を持つことで、医療はより温かく、より確かなものになります。地域医療・総合診療学は、こうした視点を最も実践的に学べる領域です。将来、皆さんがどの診療科に進んだとしても、ここで得た視野と姿勢は必ず大きな力となるはずです。
地域で暮らす人々の健康を守り、患者さんの人生に寄り添うこと。そのために必要な知識と姿勢を、ともに学んでいきましょう。
講座概要
当講座では、愛媛大学医学部附属病院、そして愛媛大学医学部地域サテライトセンターを拠点とし、地域医療、総合診療、医学教育の学びの場を提供しいています。高度医療を提供する大学病院の総合診療科と、プライマリケアの現場である地域、両者をフィールドにすることで、地域でよくみる疾患の中に隠れている稀な疾患を抱える患者さんが、どのように診断され、専門家へと紹介され、治療を受けてまた地域に戻り生活するか、シームレスな学びを提供しています。

西予市地域サテライトセンター
(野村地域医療センター)
〒797-1212 愛媛県西予市野村町野村9-53
Tel : 0894-72-0181 Fax : 0894-72-0938

久万高原町地域サテライトセンター
(国民健康保険 久万高原町立病院)
〒791-1201 愛媛県上浮穴郡久万高原町久万65番地
Tel : 0892-21-1120 Fax : 0892-21-1121

愛南町地域サテライトセンター
(愛媛県立南宇和病院)
〒 798-4131 愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲2433-1
Tel : 0895-72-1231 Fax : 0895-72-5552