【第10回】(2012/4/26)

新たな新1年生の地域枠学生と上級生との顔合わせ
 1年生からは自己紹介と共にこれから学びたいことやしたいこと、医師を志したきっかけ、上級生に聞きたいことなどについて17名全員が語った。参加した上級生全員が、一人ひとりアドバイスとして授業にきちんと出ることや試験を落とさないこつなどについて意見述べた。彼らは将来愛媛の地域医療を担う仲間である。
 夏季サマーセミナーについても参加し地域医療現場を早くから知ることの重要性について説明した。

【第9回】(2012/1/26)

3年生対象 意思としてのプロフェショナリズムについて話し合った。

  1. プロフェッショナルとしての能力に関する責務
  2. 患者に対して正直である責務
  3. 患者の秘密を守る責務
  4. 患者との適切な関係を維持する責務
  5. 医療の質を向上させる責務
  6. 医療へのアクセスを向上させる責務
  7. 有限の医療資源の適正配置に関する責務
  8. 科学的な知識に関する責務
  9. 利益相反の管理により信頼を維持する責務
  10. プロフェッショナル(専門職)の責任を果たす責務(or 仲間や後進を育成する義務)

【第8回】2011/12/15 2年生対象 診療科の偏在を考える

【第7回】2011/12/1 1年生対象に地域視診を行なった。 地域医療は地域を愛することから始まる ・「あなたを助けるためにあなたの地域を知りたい」 ・地域をよく知ることから地域医療は始まる。 ・地域で医療をただ行うのではなく、地域に住み、地域住民として医療を行う視点が大事 ・ボランティア組織などに参加することも必要。 ・「あなたを助けるためにあなたの地域を知りたい」という気持ちを持つことが一番大事。 

 

【第6回】2011/10/27 地域枠卒業医師の将来について 安川正貴医学部長より説明と訓示   地域枠学生の卒後の研修について、さらにはその後の派遣先についてのお話いただく。今回、大学と愛媛県との協議により、すばらしいプログラムが用意され、内容は義務というようは権利ともなりうるものである。1)必ず、研修中も一人になることなく大学がきちんと面倒をみること、2)あらゆる可能性を考慮して専門医を目指せること、大学院(社会人大学)生にもなれえること、3)地域の医療機関で活躍するにはきちんとした総合的に診療できる能力は身に付けれること、4)女性医師も活躍できること、5)派遣先については本人、大学、県との話し合いで決定することなどのプログラムの仕組みについてであった。義務内だけでなく義務後も活躍できることが重要である。

【第5回】2011/7/7 地域で活躍する医師のイメージ  *ヒューマニズム 田舎の頼れるお医者さん 患者に優しい、親身 *総合医・家庭医+専門医 全身を診る、多科にわたる疾患も診られる 総合医、初期救急、プライマリ・ケア医 病気を診るのではなく、人生観や価値観 家庭ぐるみでの付き合い、往診・巡回診療 *保健・福祉や他の医療機関との連携 リハビリ、介護、予防、患者教室 *行政との協力  地域医療に必要な12の軸(五十嵐正紘先生より) 1近接性 2日常性 3全人性 4家庭指向 5地域指向 6質(QOL)の保証 7個別性 8生態学的 9役割(道案内役、調整役、聴き役、説明役) 10責任性(継続性、包括性、協調性、責任性、民主性) 11研究心 12健康(精神的・肉体的)

【第4回】2011/4/28 新入生を迎えて。今回は17名の仲間が入学しました。各人の出身、特技、クラブ活動、抱負、どのような医師を目指すかなどについて一人ひとり語ってもらいました。また先輩からは激励のメッセージをかけて頂きました。

【第3回】2011/2/3 本日は、世界と日本の地域医療の現状を話し合った。世界と比較して医師数の少ないなか、すべての国民が希望する医療を享受できる環境、その結果、世界一の平均寿命と低い乳児死亡率という現状。本日は、世界と日本の地域医療の現状を話し合った。世界と比較して医師数の少ないなか、すべての国民が希望する医療を享受できる環境、その結果、世界一の平均寿命と低い乳児死亡率という現状。一方で高齢化が進み、医療費もどんどん高くなる中、延命と治す医療から寄り添う医療への転換の必要性について考えた。国民皆保険やある程度のフリーアクセスは賛成という意見であった。次回は4月に開催予定。 一方で高齢化が進み、医療費もどんどん高くなる中、延命と治す医療から寄り添う医療への転換の必要性について考えた。

【第2回】2010/12/16 地域枠学生を中心に自分の育った地域について視診をしました。

【第1回】2010/10/22 愛媛大学医学部の1年生、2年生を対象に昨年度から設けられ地域枠での入学した学生と、地域医療に興味のある学生を対象に、10月23日に地域医療学講座主催のワークショップを開催した。25名の学生が参加し、阿部准教授の講演の後、自己紹介、今後の取り組みなどに関する意見交換がなされた。次回は12月16日12時~13時の予定で開催。地域医療の課題について議論する予定。