日常生活を支える医療
プライマリ・ケアは日常生活を支える医療です。
地域を支える医療としてプライマリケアという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
皆さんは小さい頃から今まで、どのような時に医療とかかわっているでしょうか?多くの人が、病気になった時を想像するかもしれません。しかし実際は予防接種や検診で医療機関を訪れ、就学時検診、学校検診を受けて隠れた病気がないかメディカルチェックを受けるなど、様々な機会で医療と関わっています。もちろん病気になればその都度地域の診療所を受診し、歳を重ねたら生活習慣病や加齢に伴う疾患のケアのために医療を受ける機会もあると思います。このように病気の時の治療のみならず、予防、後療法、全ての面で患者さんの生活をサポートする、それがプライマリ・ケアであり、それを実践できる専門医が総合診療医、家庭医です。
またプライマリケアは医療だけでは成り立ちません。人々の生活を支える医療を提供すためには、医療行政も重要であり、その支えがあるからこそ、介護福祉面からも人々の生活を支えることができます。このような包括的・全人的医療は、医師のみならず、さまざまな専門職の人々が手を取りあって連携して初めて実践することができるのです。
私たち地域医療・総合診療学講座は、地域医療の「リアル」を学ぶ場として、地域医療サテライトセンターと連携しています。愛媛県の南予地域には西予市立野村診療所、西予市民病院からなる西予サテライトセンター、県立南宇和病院と国保一本松病院、中世地域には久万高原町立病院がサテライトセンターとして設置されています。医学生や研修医・専攻医の皆さん、これらの医療機関で思う存分「人々の生活を支える医療」を学んでください。