愛媛大学医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

Department of Otorhinolaryngology, Head and Neck Surgery Ehime University, School of Medicine

学会報告

第28回日本口腔・咽頭科学会に参加して

2015.09.18

第28回日本口腔・咽頭科学会に参加して
吉田 正

平成27年9月10日・11日、大阪で行われた第28回日本口腔・咽頭科学会に私と山田先生、羽藤先生が参加しました。 9日には台風18号が関西方面へ接近していたため、学会への参加も危ぶまれましたが、飛行機は欠航することなく、無事移動することができました。

口腔・咽頭というと限られた領域に感じますが、歯科、口腔外科との境界にもあたり、耳鼻咽喉科医としては、より専門性を高めていく必要があります。本学会で取り上げられた演題・シンポジウム・セミナーは、炎症・アレルギー・感染症・腫瘍・睡眠時無呼吸・唾液腺など多岐に及び、最近の新しい知見も得ることができ、非常に有意義な学会でした。また、手術手技の教育セミナーも充実しており、口蓋扁桃摘出術、顎下腺、耳下腺腫瘍手術の基本的な手技から最近の経口的咽頭癌切除術のコツに至るまでセミナーが多数開かれ、大変勉強になりました。

来年は島根で開催されます。移動には少し不便ですが、機会があれば参加したいと思います。

 口腔咽頭科学会 

MEMROに参加して

2015.07.27

MEMROに参加して
高木大樹

 平成27年7月2日~7月4日 7th international symposium on middle ear mechanics in research and otology (MEMRO)がデンマーク第4の都市、Aalborgで開かれ、愛媛からは私と山田先生、暁先生が参加しました。演題はoralが59題、ポスターが56題と比較的小規模の学会ではありましたが、mechanicsと銘打っているだけあって、工学系の話題が多く、非常に白熱した議論が交わされていました。
 ちなみにデンマークは夏真っ盛り。今の時期は午前4時から午後10時くらいまで外が明るく、みんな限られた少ないこの季節を満喫していました。食べ物もおいしく、基本シャイだけど親切なデンマーク人の人柄にも好感が持てます。公私ともに充実した国際学会でした。日本大好き人間でしたが、ちょっとだけ「海外もいいかも」と思えるようになった今日この頃です。

 
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私、暁先生夫妻とAlex教授。今年の8月からチューリッヒ大学の主任教授になられるそうです。(山田先生に撮影してもらいました)

第77回耳鼻咽喉科臨床学会に参加して

2015.07.27

第77回耳鼻咽喉科臨床学会に参加して
 林 祐志

平成27年6月25日~26日、浜松で行われた第77回耳鼻咽喉科臨床学会に参加してきました。
 
耳鼻咽喉科臨床学会は非常に珍しい症例や、日常診療における注意喚起など自分としても身近に感じる症例などが口演とポスター発表で行われます。
基本的なことではありますが、中枢性めまいの鑑別や、急性喉頭蓋炎の際の気管切開の適応などを学ぶことができました。
私自身は「経鼻中隔経蝶形骨洞アプローチにて加療した斜台嚢胞の一例」という演題でポスター発表し、嚢胞の成因などについてディスカッションが行われました。
 
会場ではなんと、ウナギ、餃子、各種アルコールがふるまわれており、筆者は1日目に発表がないのをいいことにほんの嗜む程度に(生ビール4杯ほど)戴きました。
気分も高揚して(酒のせい)非常に有意義な学会でした。
ありがとうございました。

 

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第41回日本耳鼻咽喉科学会 中国四国地方部会連合学会に参加して

2015.07.01

第41回日本耳鼻咽喉科学会 中国四国地方部会連合学会に参加して
能田淳平

平成27年6月20日、21日と徳島大学医学部蔵本キャンパス大塚講堂で行われた第41回日本耳鼻咽喉科学会 中国四国地方部会連合学会に参加しました。

写真1

新入局の阿部先生と中田先生の発表デビュー、そして林先生(翌週の耳鼻咽喉科臨床学会で発表デビュー)も加わって3人での懇親会での余興をみて、愛媛大学の勢いを非常に強く感じることができました。非常に有意義な学会でした。

第39回日本頭頸部癌学会 第4回アジア頭頸部癌学会

2015.06.30

第39回 日本頭頸部癌学会
第4回 アジア頭頸部癌学会
木谷卓史

平成27年6月3日から6月6日、神戸国際会議場にて開催された第39回日本頭頸部癌学会に出席しました。

第39回日本頭頸部癌学会

愛媛大学からはポスター演題3題と一般演題1題発表しましたが、第4回アジア頭頸部癌学会との同時開催ということもあり、一部の一般演題を除いてシンポジウムやポスター演題はすべて英語での発表でした。英語を学ぶことの必要性を改めて実感した学会でありました。
手術の演題としては近年普及してきている咽喉頭腫瘍の経口腔切除(TOVS、ELPS等)が増えてきた印象で、その他比較的目新しいものとして甲状腺癌に対する分子標的治療薬に関する講演などが印象的でした。

 

 初日の夕食は新日鉄広畑病院の大河内先生にご案内頂き、「東天閣」という中華料理店へ行きました。もともと異人館だったものを改装したらしく、異国情緒あふれ、大変趣のあるお店でした。大河内先生ありがとうございました。

東天閣の店構え東天閣の店構え(東天閣Hp:www.totenkaku.comより

 

また、吉田先生が、頭頸部癌40巻4号、p485-489(2014,12)に掲載された「当科のセツキシマブ投与によるInfusion reaction発現に関する検討」にて学会論文賞を受賞されました。おめでとうございます。
表彰式や記念講演での様子を写真に撮るつもりでしたが、とてもスマホなどでピロリーンと音をたてられる雰囲気ではありませんでした・・・。
残念ながら写真は撮れませんでしたが、吉田先生の雄姿を心に焼き付けて今後の臨床および研究に励んでいく所存です。

2015 COSM(Combined otolaryngology spring meetings)

2015.06.30

2015 COSM(Combined otolaryngology spring meetings)
河内和誉

報告がたいへん遅れてしまいました。4月22日から26日にかけてボストンで学会があり山田先生と2人で参加しました。外国での学会参加ははじめての経験でした。会場で自分の英語力のなさを痛感しました。この学会は9つの分野に分かれていて特に小児耳鼻咽喉科の分野に大勢の参加者がおり会場をうめつくしていました。また、以前喉頭科学会で発表した副甲状腺出血性梗塞と似た症例発表もあり勉強になりました。

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愛媛大学では山田先生が TRIO(The Triological Society)のポスター発表で受賞されるという栄誉な出来事がありました。

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会場の近くに上原投手のいるレッドソックスの本拠地であるフェンウェイパークがあり、空いた時間に行ってきました。残念ながら試合はやっていませんでしたが有名なグリーンモンスターを見ることができました。

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ボストンはとてもきれいな建物が多く、歴史ある街です。機会があればまた訪れたいと思います。今回このような海外学会に参加させていただきとてもいい刺激になりました。ありがとうございます。また海外学会に参加することがあれば山田先生ように発表し、後輩と一緒にいくことができたらと思います。

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第38日本顔面神経学会に参加して

2015.06.19

第38日本顔面神経学会に参加して
飴矢美里

平成27年6月11日~12日、東京で行われた第38回日本顔面神経学会に参加してきました。前日は濃霧の影響で松山空港を発着する便が欠航となる予想外のハプニングがあり、学会を主催された先生に多大なご迷惑をかけてしまいました。

顔面神経学会は、顔面神経麻痺の治療に関わる耳鼻咽喉科、形成外科、脳神経外科、神経内科、リハビリテーション科、コメディカルが参加するため、各科の考え方や新たな視点を学ぶことが出来ます。また、活発な議論が行われ、他施設の先生方と様々な意見交換が行える素晴らしい学会です。

今回の学会は、演題が71題、シンポジウムが2題、パネルディスカッションが2題あり、シンポジウム「顔面神経機能再生を目指して」では、基礎から臨床までの新しい知見が報告されました。パネルディスカッション「40点法の見直しは必要か」では、柳原先生が作られて歴史のある柳原法(40点法)について、項目内容の変更や後遺症評価の追加が必要か討論し、会場が多いに盛り上がりました。私は「顔面神経麻痺後遺症のスコア評価」について発表させて頂きましたが、後遺症評価のスコアの重みづけや内容についての質問や今後の研究に参考となる御意見を頂きました。

今回の学会場は、本郷にある東京大学でした。東大には、関東大震災や東京大空襲などを免れた日本の教育史を象徴する重要文化財や登録有形文化財が残存しており、知られざる名所が数多くありました。赤門や安田講堂(写真1)は有名ですが、私は法文2号館のアーチ(写真2)が気に入りました。構内には観光客や犬の散歩をする地元の方が多々おられて、地域にひらかれた明るい雰囲気に驚きました。

学会後の打ち上げ(写真3)は六本木ミッドタウンで行い、本岡先生の入局宣言&祝いを兼ねて、インド料理で盛り上がりました。愛媛県立中央病院、十全総合病院、倉敷中央病院、高知大学の先生方に参加して頂き、とても楽しい会になりました。最後になりましたが、学会に参加させていただきありがとうございました。

 

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写真1:未来を担う若手ホープ

 

 

 

 

 

写真2写真2:古城を思わせるレトロな雰囲気(西原先生撮影)

 

 

 

 

 

 

 

写真3写真3:綺麗な夜景と素敵な先生方と

 

 

第10回日本小児耳鼻咽喉科学会

2015.05.13

第10回日本小児耳鼻咽喉科学会
高木大樹

平成27年5月8日、9日と第10回日本小児耳鼻咽喉科学会に出席しました。
場所は軽井沢プリンスホテルです。

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一年で一番過ごしやすいといわれるこの時期に、軽井沢とは乙なもの。
かなり大きなショッピング街もあり、ホテル周囲は無料バスで巡ることができます。周りは整備された森林地帯。近くには新幹線も走り交通の便も良いと。都会の人が癒しを求めて訪れる気持ちがよくわかります。

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実際には会場に入りびたりであまりそういった場所には立ち寄っていませんが。。。

学会内容は信州大学が主催ということもあり、遺伝性難聴に関してかなり掘り下げたシンポジウムなども開かれていました。その他我々耳鼻科医がよく遭遇する小児急性中耳炎や副鼻腔炎に対して新たな知見を学ぶことができ、有意義な学会となりました。

第27回日本喉頭科学会報告

2015.04.16

第27回日本喉頭科学会報告
河内 和誉

  平成27年4月9~10日にかけて東京都市ヶ谷で学会が開催されました。今回は防衛医科大学が主催ということで防衛省のそばに学会会場がありました。

 私は初日の1番最初に副甲状腺出血性梗塞から反回神経麻痺をきたした症例を発表させていただきました。良性副甲状腺による反回神経麻痺の症例報告はまだ数が少なく貴重な症例を経験させていただきました。西窪先生(現:田中)も貴重な嚥下障害をきたした症例を発表し、松山赤十字病院の田口先生は音声治療での発表をされとても勉強になりました。

内転型痙攣性発声障害には治療でボツリヌスの局注や甲状披裂筋切断の手術があります。局所麻酔下で音声を確認しながらの可逆的な手術であるチタンブリッジを使用した甲状軟骨形成術Ⅱ型の治験がはじまるとのことで、いずれチタンブリッジを使用した手術ができればと期待しています。

 初日の学会後には防衛省ならではの海上自衛隊横須賀音楽隊によるコンサートがあり、すばらしい演奏や歌声を身近に体験でき圧巻でした。喉頭科学会に初めて参加し多くの興味深い症例、手術や治療の発表を聞くことができ充実した学会でした。

 

 (学会会場前:田中先生・初期研修2年目現在耳鼻咽喉科研修中の植田花先生との写真です。)

学会報告写真1

(空いた時間で東京観光:スカイツリーの真下での写真です。少し桜が残っていました。)

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第38回日本嚥下医学会総会・学術講演会

2015.02.23

第38回日本嚥下医学会総会・学術講演会
三瀬和代

平成27年2月6日から7日に福島市で開催された第38回日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会に参加しました。福島県は東日本大震災後、長期的視野で健康長寿県日本一を目指しているとのことで、今回の学会も「健康長寿をめざして」というテーマが掲げられていました。

私は「嚥下障害の早期発見と予防」という様々な角度から新しい取り組みを紹介するシンポジウムの一演題として、「ドックからみた嚥下障害のリスク因子」というテーマで発表させて頂きました。老年内科協力のもと当科が実施している「耳・鼻・のどドック」のデータを解析し、健常高齢者とは言え10%程度は嚥下障害予備群が存在することや、いくつかのリスク因子を提示致しました。

日本は超高齢化社会に突入し、嚥下障害が大きな問題になっています。今回のシンポジウムでは高齢者施設で実施したスクリーニング検査やその結果、高齢者に多い睡眠中の誤嚥対策、高齢者における「疲労」と嚥下機能の問題、誤嚥性肺炎予防のためのチームマネージメントについてなど、日々の嚥下臨床を見直す新しい視点を得ることができました。今までは顕在化した嚥下障害に対する治療が主となっていましたが、高齢者における嚥下障害の早期診断、リスク要因、予防法など、嚥下障害においても予防的治療の必要性を強く実感できる学会でした。

 

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