愛媛大学医学部 眼科学教室Department of Ophthalmology,
Ehime University School of Medicine

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医学生・研修医の方へStudents

研修プログラム女性医師のキャリアプラン

マドンナドクター養成プロジェクト

愛媛大学附属病院では女性医師キャリア支援プログラム「マドンナドクター養成プロジェクト」が稼働しており、眼科でもこのプログラムを利用して働くシステムを採用しています。
このプログラムでは、育児などでしばらく現場を離れた女性医師が復帰できるように、フレキシブルな研修プログラムや勤務時間体制を組むことが可能となっています。また院内の保育施設では、勤務に合わせた受け入れ態勢を整えています 。

画像:愛媛大学附属病院内の保育施設では、勤務に合わせた受け入れ態勢を整えています

関連病院でのパート常勤の導入

関連病院とも女性医師に対する支援体制を構築しており、フレキシブルな勤務体制に加え、育児期間中の当直の免除やオンコール体制の拡充など働きやすい環境整備に取り組んでいます。
また、一部関連病院では時短勤務での常勤体制を就学児童を持つ医師にも拡大採用しています 。

ママさんドクターの声

写真:入局3年目ママさんドクター

入局3年目

眼科に入局し、3年目になります。
2016年4月、医局に入局すると同時に、1日も働かず(!?)産休に入ったケースは、愛媛大学眼科で私が初めてではないでしょうか。第一子を出産し、入局から1年後の2017年4月にようやく仕事復帰したときは、すでに第二子を妊娠中で、次の産休の時期も決まっていました。これに関しても初めてのケースかもしれません。
仕事復帰から約半年、再び1年間の産休育休を取得しました。現在は2人の子供を育てながら、時短勤務をさせていただいています。
たくさんの先生方に支えていただきながら、外来・手術・外病院での勤務など、たいへん充実した毎日を送っています。
育児と仕事の両立は、入局を考えるとき不安に思うところだと思います。私の場合両立できているのかどうか、まだよくわかりませんが、「育児」は「仕事」の活力になっているし、「仕事」は「育児」の活力になっていると強く感じています。
それも、この教室の先生方やスタッフの皆様のあたたかさ、時短勤務でもしっかりと働けるシステム、病児保育を含めた手厚い保育など、本当に恵まれた素敵な環境があってこそです。
これから、結婚や出産を考えている皆さんに、私の働き方や経験が少しでも役に立てれば嬉しいと思います。
是非いつでも眼科医局に遊びに来てくださいね!

写真:入局3年目ママさんドクター

眼科医4年目目

眼科医4年目です。市中病院に勤務していて、1歳2ヶ月の子供がいます。私は産後半年で復帰しました。今は8時半から14時までの時短勤務で、オンコールや当直は免除していただいています。部長をはじめ他の先生方に助けていただきつつ、日々奮闘しています。
子供は院内保育園に預けていますが最初は何度も熱を出し、保育園からの電話にびくびくしていました。子供が病気のときはお互いの親や私の妹に手伝ってもらいながら、仕事はほとんど休むことなく行くことができています。
朝は5時半に起き、お弁当と朝ご飯を作り、夕方は子供の相手をしながら晩ご飯を作ります。夜、寝かしつけの時に私も一緒に寝てしまうことが多いです。夫は家事、育児に協力的ですが、内科医で忙しく、なかなか頼ることは正直難しいです。
私は復帰にあたって、今まで勤務していた市中病院での復帰を希望しました。今は週に2回の外来や白内障手術、そして時々硝子体手術も執刀させていただいています。とても充実しています。
それぞれに合った働き方を考えてくださり、医局には感謝しています。職場では眼科医として、家では母親として、これからも私に出来ることを精一杯頑張りたいと思っています。

写真:入局3年目ママさんドクター

眼科医10年目

眼科医10年目です。松山赤十字病院で2年間の初期研修後、愛媛大学眼科学教室に入局しました。大学で2年間過ごし、その後愛媛県立中央病院に2年半勤務しています。また、この時期に眼科専門医を取得し大学院に入学しましたが、院生2年目に出産、育児、夫の国内留学のため、一旦休学し、2年間専業主婦を経験しています。常勤として復学後、無事大学院を卒業することができました。
主人も私も県外出身なので共働きと育児を成立させるには保育所の存在が欠かせません。愛媛大学には院内保育所があり、病児保育も可能です。安心、安全な保育に携わってくださる先生、スタッフの皆様には本当に感謝です。
また、夫の協力も必要不可欠です。愛媛大学眼科では、週に1回手術カンファレンスや症例検討会、また外病院の先生も含めた講演会などを行っています。この日だけは同病院に勤務している夫に、お風呂や寝かしつけなどをしてもらっています。男性の方は、育児への参加がまだまだ難しい現状にあると思いますが、色々な工夫をして段取りをつけてくれることに感謝しています。また尊敬できる先輩方、頼もしい同期や後輩達と長く働けるよう、自分のできることを増やすのが今の課題です。
一人でも多く、愛媛大学眼科の仲間が増えることを願っています!