愛媛大学医学部附属病院脊椎センター
研修医・短期研修生募集
当脊椎センターは、脊椎疾患治療の教育機関として随時研修を希望する人の募集を行っています。
高齢化社会の到来とともに、脊椎疾患(腰痛・肩こり・脊柱管狭窄症・骨粗鬆症)などが激増していますが、それに対応する脊椎専門医は全く足りていません。整形外科・脳神経外科を目指すなら、一生のうちで短期間でも脊椎専門施設で研修してみませんか?
脊椎センターでは1ヶ月から2年程度までの短期の研修にも積極的に取り組みます。専門医(整形外科・脳神経外科)を取る際にも脊椎の研修は必要です。後期研修医(卒業後3年目以後)も大歓迎です。
将来的に愛媛大学および関連病院での勤務を希望する人は、整形外科あるいは脳神経外科の医局への入局をお薦めします。脊椎センターは医局ではありません(我々も整形外科あるいは脳神経外科の医局員です)。もちろん我々が仲介させていただきますでこのような相談でも気軽に連絡してください。
脊椎センターでの研修を希望される方はこちらにメールをください。
当センターでの研修の特徴
1)外来は完全に脊椎・脊髄病に特化しています。多くは県内から紹介される患者の治療方針の決定やセカンドオピニオンです。「新患」の数は、愛媛大学医学部附属病院の全ての部門で7位です。これは医師の人数当たりでは院内でも突出した数です。
2)手術は特定機能病院としてふさわしい、難易度の高い手術が約半数を占めます。脊椎の手術に限らず、手術には必ずある確率で予想外の事態が生じます。特に脊椎の手術は失敗が即、麻痺に繋がってしまいますので、トラブルシューティングは非常に重要です。「難易度の高い手術」を体験し、多彩な技術を習得することは、脊椎手術を行う者に必須の条件と考えています。
3)当センターで力を入れている疾患は「脊椎・脊髄腫瘍」「脊椎変形に対する矯正固定術」「内視鏡や顕微鏡を使った小侵襲手術」などです。
4)学内の「痛み治療センター」のメンバーとして、麻酔科ペインクリニックチームと隔週で合同カンファレンスを行い、脊椎疾患に対する多面的なアプローチを行っています。
5)臨床のみならず、基礎研究も行っています。「脊髄損傷に対する治療法の開発」「脊髄・末梢神経傷害による痛みに対する遺伝子治療」など、いくつかのテーマで研究を行っています。基礎研究に興味のある方も大歓迎です。