化膿性脊椎炎

 

1)化膿性脊椎炎とは

脊椎にバイ菌がついて増殖する病気です。ひどくなると骨が溶けて麻痺が起こったり、バイ菌が全身に回って命が危険な状態になることもあります。

 

2)臨床症状

  ● 局所の叩打痛(90%)

  ● 発熱

  ● 腰背部痛

  ● 膿が脊柱管に及ぶと神経症状

 

3)診断

● 発熱と強い腰痛があれば専門医の受診を。

   糖尿病・透析中・放射線治療後・ステロイドや免疫抑制薬を内服中など、免疫力が低下していそうな人は要注意。

   臨床症状、血液検査やMRIなどで診断しますが、原因となるバイ菌を同定するためには血液培養検査や椎間板穿刺が必要です。

 

4)治療

   血液培養検査や椎間板穿刺で検体を採取した後に抗生剤投与

   バイ菌の正体と効く抗生剤が詳しく分かったら、効く抗生剤にチェンジする。

   麻痺があったり、骨が溶けて背骨がぐらぐらになっていたら手術が必要となる。

脊椎の疾患ページへ戻る