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後方視的臨床研究に関するお知らせ : 人工知能を用いた乳腺MRIや超音波検査画像による葉状腫瘍の診断への有用性に関する研究

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の診療で行った検査情報(主にMRIや超音波検査の画像)を解析に使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや検査情報を利用することにご了解いただけない方は、以下の【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

【研究課題名】
人工知能を用いた乳腺MRIや超音波検査画像による葉状腫瘍の診断への有用性に関する研究

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院

【研究機関の長】杉山隆(病院長)

【研究責任者】松田 恵(放射線科 講師)

【研究の目的】
この研究では、当院で乳腺MRIの撮影や超音波検査を実施された患者さんのうち葉状腫瘍や線維腺腫と診断された患者さんが対象となります。人工知能に乳腺MRIや超音波検査の画像、及びその他のカルテや読影レポートなどに記載される臨床情報を解析させることで、葉状腫瘍と線維腺腫とを鑑別する能力を検討します。
また、上記の手法と比較検証するために、撮像画像を再度読影して得られた画像所見を用いて、一般的な乳腺MRIでの診断方法である放射線科医の読影による葉状腫瘍と線維腺腫の鑑別能も検討を行います。
この研究は葉状腫瘍や線維腺腫の診断精度の向上や治療方針決定などに役立つと考えています。

【研究の方法】
対象となる患者さんは、2014年1月1日~2026年1月1日までの間に臨床的に必要と判断され、乳腺MRIの撮影や超音波検査が実施され、葉状腫瘍や線維腺腫と病理学的に診断された200名です。
この研究では、乳腺MRIや超音波検査の画像以外に、電子カルテから抽出した対象患者の年齢、性別、既往歴、身長や体重などの身体所見、生検や手術の病理組織学的検査の結果、治療経過、その他の検査結果(MRIや超音波検査以外の画像検査)の情報も使用させていただきます。

【個人情報の取り扱い】
収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を削除いたします。そのため個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

<試料・情報の管理責任者>  愛媛大学附属病院 放射線科 松田 恵

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院放射線科 松田 恵
791-0295 愛媛県東温市志津川454
Tel: 089-960-5371