愛媛大学医学部放射線科の目指す道 ~研修システムについて

教授、准教授、医局長に医局の現状と将来像についてインタビューしました。

インタビューワー(以下、X)

医師免許取得10年ちょっと。HP作成担当♂。

インタビュースタート

X:
今日はHPを見にきてくださる学生さんや研修医の先生に、愛媛大学医学部放射線科(生体画像応用医学分野)の研修システムについて、先生方へのインタビューを通じて紹介したいと思います。よろしくお願いいたします。
早速ですが、最初に我々愛媛大学医学部放射線科の特徴について、ご紹介お願いいたします。

愛媛大学医学部放射線科の特徴について

田中医局長:
研究領域の特徴でいうとやっぱり循環器イメージングですね。望月教授が発明した心臓CTは愛媛が発祥の地で、今や世界中に広まって臨床応用されています。開発当初はなかなか受け入れられなかったけどね(笑)
望月教授:
今は世界中で普通にやられるようになったね。
宮川准教授:
ここまで普及するとは当時は想像できませんでしたね。
X:
そうですね。循環器イメージングをやっている大学院生が大勢いますし、世界に発信する研究領域としては愛媛の特徴になっていますね。では、臨床としての特徴は如何でしょうか。全国的には放射線科は診断科、治療科、核医学科などに細分化されていく中で愛媛大学医学部放射線科は一つの科としてやってきています。
田中医局長:
やはり、愛媛大学の様な地方大学は、ジェネラリストを育成していくというのが大切な役割だと思います。まずは地域医療に貢献できるジェネラリストとして一人前になってもらって、その上でサブスペシャリティーを育てていく、こういった形が求められているではないでしょうか。
津田准教授:
基本的には放射線科認定医試験まではすべての領域を満遍なく学んでもらって、その上で将来やりたい方向性を見つけてもらうというのが、愛媛大学の教育システムですね。
望月教授:
自然にね、自分の興味の沸くところに重点をおいていけばいいんじゃないかな。一通りルーチンができる上で、やりたい研究テーマをみつけるとかね。我々地方大学は組織は小さいけど、その分チームワークよく仕事ができることが大きなメリットだからね。幸い愛媛大学では各領域で世界に情報発信できる人材が揃っているから、そういった面でも一つの放射線科として仕事ができている現状は良い状態だと思うよ。

ローテーションを回ってくる先生方へ

X:
現在ローテーションシステムで初期研修医の先生方が回ってこられますが、これからローテーションを回ってくる先生方にメッセージなどありますか?
田中医局長:
やっぱり、少しでも多くの先生に長く回ってもらいたいね。画像診断の領域は広がってきているし、国内国外の学会参加で研修もしてもらいたいので、やはり3ヶ月程度は回ってきてもらいたいね。十分期待に応えるだけの研修ができると思います。
宮川准教授:
そうですね。まずはローテーションしてもらって放射線科業務を知ってもらいたいですね。そしたらきっと興味を持ってもらえるだけの魅力が伝わると思います。

入局後の研修について

X:
次に入局後の研修について紹介をお願いします。
津田准教授:
入局後は一年間は大学で研修し、その後は関連病院で研修してもらう形になります。指導医の大勢いる県立中央病院、国立がんセンター、日赤病院などでの研修が主ですね。その課程において専門医取得を目指し、また大学院を希望される先生は大学に戻ってきて頂くということになります。現在の割合としては6割程度の先生が大学院への進学を希望され学位を取得しています。
宮川准教授:
やはり複数の指導医がいる関連病院が沢山あるのが愛媛大学放射線科の魅力ですね。若い時期の研修がしっかり行われているので、即戦力として若い先生が育って行く環境ができていると思います。

女性医師について

X:
最近の女性医師の増加傾向についてはどう思われますか?
田中医局長:
女性医師は我々放射線科としては重要な戦力だと思いますね。画像診断領域なので遠隔診断などの普及など女性が働きやすく、また出産後などに復職しやすい環境がそろいつつあります。ワークライフバランスを大事に考えて常に検討しています。
望月教授:
放射線科は女性が活躍しやすい領域だからどんどん入局して欲しいよね。家庭に入っても働きやすいように「遠隔診断」は取り入れても「遠隔夫婦」にならないように人事はきちんと配慮してるよ(笑)。それは自信をもって約束します!
宮川准教授:
現時点では当科は女性がとても働きやすい状況になっていますよね。
津田准教授:
幸いなことにこれまで数年は女性を含めて安定した入局者が沢山いるので、人事の回転も非常にスムーズにいっていますからね。そういったなかでも女性医師というのはきわめて重要な人材だというのは間違いないですね。大切に育成していきます。

レクリエーションについて

X:
レクリエーションなどはどうですか。
田中医局長:
仕事とプライベートのメリハリは大切にしています。医局としては若い先生に年2週間のリフレッシュ休暇を提案して好評を得ています。趣味や旅行などそれぞれが楽しんでまた仕事に励んでくれることを期待しています。また、春と冬には医局の結束を深める意味で医局旅行を行っています。今年は春の医局旅行では韓国旅行を計画していますし、冬は北海道スキー旅行も計画されています。働きやすい環境作りを第一に考えています。

メッセージ

X:
最後に一言お願いします。
田中医局長:
放射線科と一言に言っても画像診断や放射線治療、IVRなど多くの領域があります。また一般診療においても画像診断は大きく関わっていく分野ですので、入局するしないに関わらず放射線科をローテーションして研修してもらったら嬉しいですね。
津田准教授:
放射線科というのは病院の中で大事な領域を担っているのですが、なかなかその内容が伝わらないというのがあります。ポリクリ、クリクラ、卒後研修などを通じて皆さんに我々の仕事をお伝えできればと願っています。
宮川准教授:
地域の基幹病院に複数の指導医を派遣できているというのが大きなメリットになると思います。また県外にでる場合も多くのコネクションがありますし、色々と融通も聞いてあげれるというのは皆さんのキャリアパスにおいて有利にアシストできるのではないかと思います。
望月教授:
放射線科がどういうところか是非ローテーションの機会などを通じて見に来て欲しいね。そして入局してもらえたら、仕事も遊びも家庭も、忙しくても全力で楽しみながら一人前以上の放射線科に育って欲しいし、必ず育てます!
X:
愛媛大学医学部放射線科の将来は明るいですね(笑)。本日はありがとうございました。
一同:
ありがとうございました。
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