令和6年10月2日(水)、愛媛大学医学部医学科生による救急サークル「オレンジクロス」内のプロジェクト「愛媛大学BLSプロジェクト」チームが、愛媛県内の薬剤師の方々を対象にBLS(一次救命処置)の研修会を実施しました。
「愛媛大学BLSプロジェクト」は愛媛大学医学部医学科3回生の柴崎瞳さんと同学科2回生の川口琴未さんが中心となり発足させたプロジェクトで、愛媛大学医学部附属病院救急科と連携し、愛媛県救命率向上のためのBLS普及を目指し、各所でBLSのワークショップを行っています。今回は一般社団法人松山薬剤師会に全面的にご協力いただき、認定薬剤師の単位交付の研修会として開催しました。
BLSは、心臓マッサージとAED電気ショックを用いた一次救命処置で、どなたでも出来る救命処置です。当日は、当院救急科佐藤格夫教授、向井直樹助教が講義を行い、後半は医学科生が中心となり実際のやり方をレクチャーしました。普段患者さんに接することの多い薬剤師の方々から「いつ必要になるか分からないので、皆が一度受けておきたいワークショップでした。」「現場に遭遇したら、絶対に積極的に対応したいと思った。職場のAEDを確認しようと思った。」「緊急を要する時すぐに対応できるかできないかで、患者さんの人生が変わってしまうし、1人でもBLSを知っていることで助かる命が増えると感じました。」等の感想をいただきました。
「愛媛大学BLSプロジェクト」は今後も地域の学校や企業等、県民の皆様を対象にBLSのワークショップを行っていきます。