医学部演劇部「世界劇団」が劇王を目指して全国大会へ出場します【2月27日(金)~】
医学部5年生の本坊由華子さんが団長を務める『世界劇団』は,1月に行われた四国の短編演劇コンテスト「四国劇王Ⅲ」に初出場で初優勝を果たし,2月末に横浜で行われる全国大会「劇王 天下統一大会2015」に出場します。
医学部演劇部「世界劇団」は,自分たちの世界を広げていくという思いを元に,平成6年に旗揚げされ,①演劇祭を行う,②県外公演を行う,③海外公演を行う,を劇団三箇条として活動しています。これまでも,東京,京都,広島,高知など全国各地で公演を行ってきた他,シンガポールでの海外公演を行い,既存の演劇を踏襲しながらもそれにとらわれない独自性を追求し続けています。
今回,世界劇団としては初めて四国劇王Ⅲに出場し,ダンスやバイオリン演奏などのパフォーマンスを取り入れた「鼓動の壷」を披露し,高い評価を得て優勝しました。現在の団員は小川直史さん(工学部3年生)を含む4人で,全員が大学に入学して1,2年経った頃,世界劇団の先輩の出演する舞台を見て入団を決めたという異色のメンバー構成となっています。
団長の本坊さんは,おもしろい舞台を演出するための独自の方程式をもっていて,様々な要素が組み合わさって,結果的におもしろい舞台になるのだと話してくれました。そして,今のメンバーは,その方程式を理解したうえで舞台に立ち,時には意見してくれるからこそおもしろい舞台に仕上り,今回のような結果を得られたのだと思うとコンテストの様子を振り返っていました。すると,廣本奏さん(医学部2年生)が「方程式を理解しているから,舞台でアドリブを披露しても大丈夫なんです!」と話すと,赤澤理瑛さん(医学部5年生)が「あの舞台でのアドリブには驚いたよ」と言って全員で笑い,とても和やかな雰囲気で質問に答えてくれました。
また,日頃の稽古で心がけている事を聞くと,「わかったふりをしないで,おかしいなと感じたことは,その理由と一緒に伝えるようにしています」と話してくれた小川さんは,オーケストラの経験もあり,世界劇団の特徴の一つである楽器を使ったパフォーマンスに一役かっています。一方,ラグビー部のマネージャーをやっていた赤澤さんは,「メンバーやスタッフ,観客の人達がいてくれるお陰で,日頃の練習や舞台での演技をとおして,自分たちの世界を広げることができているのだという,感謝の気持ちをいつも持っています」と話してくれました。
本坊さんに全国大会への意気込みを聞くと,「見に来てくれた観客や審査員の人達の記憶に残る演技がしたいです。横浜の地に世界劇団の爪痕を残してきます!」と力強く話してくれました。
全国大会の日程は以下のとおりです。
世界劇団の活躍を,こころから期待しています。
■劇王 天下統一大会2015 ベイシティ・ロワイヤル!in KAAT
日時:平成27年2年27日(金)~28日(土)ブロック予選
*世界劇団は28日(土)14時~のBブロックに出場予定
平成27年3月1日(日) 15時~ 決勝戦
場所:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281
参照ホームページ(http://gekioukanagawa.com/)
世界劇団のメンバー(写真左から,廣本さん,赤澤さん,本坊さん,小川さん)
