平成29年度「チーム医療学習カリキュラム-薬学部・医学科・看護学科合同授業-」を実施しました【10月4日(水)】
平成29年10月4日(水)、本学医学部と松山大学薬学部による合同授業を重信キャンパスで実施しました。「がん医療におけるそれぞれの役割とチーム医療」をテーマに、医学科3年生115人、看護学科4年生70人、薬学部4年生114人、計299人が参加しました。
本カリキュラムは、3つのパートに分かれ、最初のパートでは、小林直人総合医学教育センター長によるオリエンテーションが行われました。続いて、NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会代表である松本陽子氏の司会で、おれんじの会会員7人の方それぞれの治療体験や、がんで亡くなられた会員の方のビデオメッセージが紹介されました。
次のパートでは、両大学の教員をチューターに、おれんじの会会員7人にも加わっていただき、学生達が24のグループに分かれ、患者さんの立場を踏まえた上で、それぞれ医師、看護師、薬剤師を目指す学生の立場からディスカッションを行い、意見をまとめました。
最後のパートでは、24のグループが3つの班に集約され、各班内でグループごとに発表を行いました。学生達はそれぞれの役割の中で、チームとして何をしなければならないか、患者さんにどのように接すればよいのかということについて、真剣に発表していました。
学生からは、「患者さんの気持ちを尊重することが大事だと痛感した」「チーム医療の中での他の職種の人と連携することの大切さを学ぶことができた」「患者さんを幸せにすることができる立派な医療従事者になり、医療に貢献したいと思う」等の感想がありました。
最後に会員の方々から、「患者の気持ちに寄り添える医療人になって欲しい」というメッセージをいただき、有意義なカリキュラムになりました。