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「第8回サイエンス・インカレ」において国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)理事長賞および奨励表彰を受賞しました【3月3日(日)】

 平成31年3月2日(土),3日(日)の2日間にわたり,立教大学池袋キャンパスで開催された「第8回サイエンス・インカレ」において口頭発表部門に出場した本学医学科4年生の住田悠太郎さんが,第2位に相当する国立研究開発法人 科学技術振興機構理事長賞を,同2年生の渡辺みのりさん,1年生の内田莉菜さんが3−5位に相当するサイエンス・インカレ奨励表彰を受賞しました。昨年の宮西和也さん(現医学科5年生)の奨励表彰に続く2年連続の受賞となり,住田さん,渡辺さん,内田さんは満田憲昭医学部長に受賞の報告を行いました。
 
 サイエンス・インカレは,自然科学分野を学ぶ全国の大学学部生等が自主研究を発表し,切磋琢磨し合う場を提供することにより,学生の能力・研究意欲を高めるとともに,課題設定・探求能力,プレゼンテーション能力等を備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的に実施されています。

 当日は,数物・化学系や工学系,生物系のほか情報系,文理融合系の5つの分野に関する発表がありました。住田さんは,生物系分野で『未知のチャネル,CLIC2ががん転移に及ぼす影響の探求』をテーマに,CLIC2タンパク質が,がんの遠隔転移を抑制することを発見した医学的にも重要な研究成果を発表しました。また,渡辺さんと内田さんは文理融合系分野で『モテの生理学 ~どうしてあの子はモテるのか?~』という研究テーマで,ラットの恋愛行動を解析し,神経細胞ではなく支持細胞とされてきたグリア細胞が恋愛行動に大きな影響を与えることを見出しました。

 サイエンス・インカレで発表するには,緻密に作成された論文を提出して事前審査を通過する必要があり,医学部医学科生が毎年出場しているのは,全国でも愛媛大学しかありません。

 本学医学部では,今後も医学研究者と研究マインドを持った医師の育成に力をいれて参ります。

文部科学省サイエンスインカレHP「http://science-i.mext.go.jp/」

満田医学部長に受賞を報告し記念撮影
満田医学部長に受賞を報告し記念撮影
住田さんが受賞した理事長賞の賞状とメダル
住田さんが受賞した理事長賞の賞状とメダル