令和7年12月19日(金)、医学部40周年記念講堂において、三木谷浩史氏(楽天グループ株式会社 代表取締役会長兼社長・Rakuten Medical,Inc.CEO)をお迎えし、「未来への挑戦:愛媛から世界へ」と題して講演会を開催しました。本講演会は、令和6年に愛媛大学医学部附属病院が県内で初めて実施した「光免疫療法」をきっかけに実現したものであり、医学部学生、研修医を中心に医学部教職員約150人が参加しました。
光免疫療法とは、薬剤と光を使ってがん細胞だけを殺す新たな治療法であり、正常な細胞へのダメージが少なく、がん細胞だけを死滅できるとされています。令和3年に保険診療が始まり、点滴薬と光照射装置を楽天メディカルが提供しており、県内では附属病院と四国がんセンターが対応しています。
講演会では、医学系研究科臨床腫瘍講座の薬師神芳洋先生による冒頭挨拶の後、三木谷氏による講演が始まりました。講演では、楽天グループがこれまで取り組んできた事業の紹介や、自身の父の闘病をきっかけとした医療業界への進出と挑戦、最新情報等について話があり、これから医療人として羽ばたく医学部学生、研修医に向けて「アントレプレナーシップ(起業家精神)を持って頑張ってほしい」とメッセージが送られました。講演会後は活発な質疑応答が行われ、最後には、三木谷氏とのじゃんけん大会を実施し、勝者にはサイン入りの著書が贈られました。
また、講演会終了後は、三木谷氏をはじめとする楽天グループ関係者と医学附属病院の雑賀隆史副病院長らによる意見交換会が行われ、医療と情報分野の連携の重要性について意見を交わす等、充実した時間となりました。
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