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2012.04.10 医学専攻

医学科が第5回愛媛大学先端医学ウインタースクールを開催しました

 平成24年3月3日(土)から一泊二日で,今治市湯ノ浦温泉ホテルアジュールにおいて,第5回愛媛大学先端医学ウインタースクールを開催しました。

 ウインタースクールは、医学生の研究マインド醸成を目的として4年前から開催されているものです。従来の画一的な医学教育から脱却して、専門性に富み選択性のある教育を推進する“愛大GP”支援事業の一環として実施しました。

 今回は,1回生から5回生までの23人の学生と9人の教員が参加しました。
 初日の午後は、学生一人一人が学生時代にやってみたい研究の希望を、教員一人一人が自らの歩んで来た道のりを、ユーモアをまじえてプレゼンテーションしました。夕食の後も,和やかな雰囲気の中で、医学と医療の研究について深夜まで熱く語り合いました。二日目の午前中には、学生代表3名が研究の成果について発表し、他の学生や教員をまじえて討論が行われました。教員からはまるで大学院の学位審査時のような質問が多く出されましたが、それらに対して学生が必死に答えている姿が印象的でした。

 全国的に医学研究者、特に基礎医学の研究者の枯渇が問題となっています。そんな中で愛媛大学医学部医学科では、平成23年度の新入生から新カリキュラムを編成して研究室配属科目を1回生からスタートさせました。また既に、一定の基準を満たせば5回生・6回生でも大学院の授業も一部受講できる制度を入しています。さらに、初期臨床研修中でも大学院に入学できる様にしたため、平成24年度には学部生時代の研究成果によって学部長表彰を受けた学生を含め、5名の学生が基礎系研究社を目指して大学院に入学します。これからも、研究マインドを持った医師、臨床センスを持った研究者の育成につとめます。