医学系研究科寄附講座「地域医療再生学講座活動報告会」を開催しました【2月6日(土)】
平成28年2月6日(土),四国中央市消防防災センター大会議室において,「地域医療再生学講座6年間の取り組みと今後の展望」と題して活動報告会を開催しました。
域医療再生学講座は,平成22年4月に愛媛県の寄附により設置され,担当教員は,主に宇摩地区の救急医療や小児科・脳神経外科・整形外科等の高度先端医療に貢献しています。平成28年度からは四国中央市の寄附によって,本講座を継続する予定であり,これまでの6年間の活動と今度の展望について,今回報告会を行いました。
はじめに,本講座の久門良明主任教授から開会挨拶があり,続いて,満田憲昭研究科長が,愛媛大学医学部は県内唯一の医師養成機関であり,本講座が学生の教育も担当しており,地域医療を担う医師を目指す学生の増加にも貢献していること等を述べました。
続いて,篠原実四国中央市長と白石文雄宇摩医師会長から来賓挨拶があり,その後,以下の題目で活動報告や今後の計画の発表がありました。
①講座6年間の歩みと脳卒中医療への貢献
地域医療再生学講座 久門良明 主任教授・松本調 助教
②四国中央市におけるロコモ(運動器症候群)予防
地域医療再生学講座 間島直彦 教授
③宇摩地区小児医療への6年間の取り組みについて
地域医療再生学講座 元木崇裕 助教
発表では,宇摩圏域外への救急搬送数が減少し,二次救急病院の夜間診療の負担が軽減したことや,新たな取り組みとして,児童に対する療育や心理カウンセリングを開始したこと等を報告しました。
最後に,間島教授が四国中央市と愛媛大学医学部のより一層の連携強化を呼びかけました。
会場は,行政機関や医療機関及び地域の方々の100人を超える参加があり,充実した報告会となりました。
地域医療再生学講座は地域に拠点を置き,四国中央市のみならず,愛媛県における地域医療に貢献できるよう取り組んでいきます。