平成30年度「チーム医療学習カリキュラム-薬学部・医学科・看護学科合同授業-」を実施しました【10月3日(水)】
平成30年10月3日(水)、重信キャンパスで本学医学部と松山大学薬学部による合同授業を重信キャンパスで実施しました。
今回の合同授業のテーマは「がん医療におけるそれぞれの役割とチーム医療」と設定され、薬学部4年生94人、医学科3年生115人、看護学科4年生64人、計273人が出席しました。
本カリキュラムは、3つのパートに分かれ、最初のパートでは、小林直人総合医学教育センター長による挨拶とオリエンテーションが行われました。続いて、NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会の松本陽子代表による基調講演がありました。松本代表は、おれんじの会会員7人の治療体験や、がんで亡くなられた会員のビデオメッセージを紹介し、みなさんには将来、患者が希望する医師、薬剤師、看護師等に成長して欲しいと話しました。
次のパートでは、両大学の教員をチューターに、おれんじの会会員7人にも加わっていただき、学生達が24のグループに分かれ、患者の立場を踏まえた上で、医師、薬剤師、看護師という立場からディスカッションを行い、意見をまとめました。
最後のパートでは、24のグループが3つの班に集約され、各班内でグループごとに発表を行いました。学生達はそれぞれの役割の中で、チームとして何をしなければならないか、患者にどのように接すればよいのかということについて、真剣に発表していました。各班の発表後には、おれんじの会会員の方々からコメントをいただきました。
学生からは、「患者さんの希望に沿った治療をすることが大切だと痛感した」、「治療も大切だが、心のケアも大切だと感じた」「患者さんを幸せにすることができるような医師になり、医療に貢献したい」等の感想があり、有意義なカリキュラムになりました。
