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2012.01.06 医学専攻

日本老年医学会が,愛媛大学で第15回日本老年医学会高齢者介護看護医療フォーラムを開催しました

 日本老年医学会は,平成23年12月10日(土)南加記念ホールにおいて,「第15回日本老年医学会高齢者介護看護医療フォーラム」(事務局: 愛媛大学医学部加齢制御内科)を開催しました。

 このフォーラムは,急速に進行する高齢化社会における地域医療をテーマにしたもので,愛媛県下から医療,看護,介護,行政関係者など約140人が参加しました。
 最初に,「地域で生活する高齢者を支える老人保健施設の役割」と題して山田和彦講師(全国老人保健施設協会会長)による基調講演があり,その中で,「老人保健施設は,本来の役割である病院と在宅生活との中間的な役割を果たすべく,今後地域の高齢者の総合的な相談機能も持つ,地域の中核的高齢者ケア施設にしていきたい」と今後の展望を述べられました。
 続いて,県内・外の医療,看護,介護,福祉の専門家による講演が行われ,それに基づいて,在宅医療拡大の環境づくりについてのディスカッションが交わされました。行政関係者からも今後の県内での高齢者施策についてコメントがありました。最後に大内尉義先生(日本老年医学会会長)から今後の高齢者施策,特に「胃ろう」の取り扱いについての見解を頂きました。
 今後の高齢者を支える施策や方向性について考える上で,実り多いフォーラムになりました。

山田講師による基調講演
山田講師による基調講演
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子