香川大学に在籍する愛媛県地域医療医師確保奨学金の貸費生と意見交換会を実施しました【5月13日(水)】
平成27年5月13日(水),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが,香川大学に在籍する愛媛県地域医療医師確保奨学金の貸費生と,意見交換会を実施しました。
愛媛県地域医療医師確保奨学金は,愛媛県の地域医療の発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対し修学資金を貸与する制度であり,卒後,愛媛県内の指定医療機関等において9年間医師業務に従事することで返還債務が免除されます。愛媛県は,同奨学金の貸費生枠を,本学医学部医学科のほかに香川大学医学部医学科にも設けており,現在,香川大学貸費生は5年生が4人在籍しています。今回の意見交換会には,そのうち2人が参加しました。
意見交換会は,地域医療支援センターの高田清式センター長,高橋敏明副センター長,大西佐知子助教らが香川大学医学部を訪れ,実施しました。
はじめに,高田センター長から,貸費生は卒後臨床研修を愛媛大学で行うことや新専門医制度に対応した養成プログラム作りに取り組んでいること等を資料に基づき説明しました。その後,参加学生の近況や将来の希望等を中心に意見交換を行いました。 出席した学生からは,「奨学生医師がどういう病院に配置されるのか」「研修開始病院は自由に選べるのか」等の質問があり,「医師国家試験の勉強は早くからやっていくと良い」などのアドバイスを受けていました。 意見交換は,食事をしながら和やかな雰囲気で行われ,香川大学貸費生の意向等を知る上で良い機会となりました。
本センターでは,今後も学生との意見交換会を通じて,奨学生に対する情報発信及び奨学生の希望や考え方を把握し,将来の地域医療を担う医師の育成・支援を推進していきます。