栄養療法外来について

栄養療法外来は、肥満や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や集中的な栄養管理が必要な疾患をお持ちの患者様に、医師や管理栄養士が中心となって、身体の異常と、食生活や運動を含めた生活環境を、総合的に分析し、計画的に治療を実施する専門外来です。

 

対象とされる方

  • 肥満の方
  • 脂質異常症、糖尿病、脂肪肝など生活習慣病の方
  • 疾患により栄養状態が不良な方

 

栄養療法外来診療内容

  • 診察、心電図、動脈硬化、内臓脂肪、血液検査のチェックをします。
  • 「間接カロリーメーター」を用いて、実際の身体のエネルギー消費量を測定し、どの程度脂肪が燃焼されているかなどを調べます。
  • 「体組成測定器」を用いて、実際の体脂肪量、体たんぱく量、筋肉量、水分バランスなどを測定します。
  • 「ライフコーダー」を用いて、日々の生活、運動によって実際に消費されたカロリーを測定します。
  • 栄養調査により、実際に摂取された栄養量、たんぱく質、脂肪などを計算します。
  • 以上のデータから、個々人の食生活、運動、生活習慣での問題点、改善点を提示しながら繰り返し実施していきます。



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お問い合わせ

愛媛大学医学部附属病院 内科外来
TEL:089-964-5540

栄養食事指導について

医師の指示のもと糖尿病や高血圧等の生活習慣病のほか、肝疾患や腎疾患、肥満、栄養不良など食事療法が必要な患者さんに栄養指導を行っております。
栄養指導は全面予約制です。

個人指導

月曜日~金曜日(9:00~16:00)
医師の指示のもと糖尿病や高血圧等の生活習慣病のほか、肝疾患や腎疾患、肥満、栄養不良など食事療法が必要な患者さんに栄養指導を行っております。

糖尿病教室

第2、第4金曜日(13:30~15:00)
当院では第2、第4金曜日に糖尿病教室を開催しています。医師、薬剤師、看護師からの話と管理栄養士からの食事についての話を行います。
参加ご希望の方は、担当医師ならびに栄養指導室までお申し付け下さい。

肝臓病教室

隔月第3火曜日 ※変更あり(13:30~15:00)
当院では、患者様に肝臓病とその治療についてご理解頂くために肝臓病教室を定期的に行っています。医師からの肝臓病についての話と管理栄養士から食事と運動についての話を行います。最新の情報をお伝えいたしますので、ご参加下さい。
参加ご希望の方は、担当医師ならびに栄養指導室までお申し付け下さい。

母親学級

第1金曜日(13:30~15:00)

病棟訪問指導

月曜日~金曜日(14:00~16:00) 

お問い合わせ

愛媛大学 医学部附属病院 外来棟3階
栄養指導室
TEL:089-964-5111 (内線5209)

 

病院食の提供について

栄養部では、病院の理念に基づき入院患者の1日も早い快復を願い、安全で栄養管理の行き届いた満足される食事を医療の一環として提供しています。また、平成23年4月より、栄養管理の実践として新たな病院食の取り組みを始めました。ホテルJALシティ松山を運営するマーチャント・バンカーズ株式会社が当院の病院食をサポートしています。

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チーム医療の参画

栄養部では、栄養サポートチーム(NST)をはじめ、褥瘡、緩和などのチーム医療に参画しています。また、当院では病棟ごとに栄養カンファレンスを週1回行っています。栄養カンファレンスには病棟担当管理栄養士ならびにNST専従管理栄養士が参加しています。その他、外来化学療法室、生活習慣病カンファレンス、透析予防カンファレンス、造血幹細胞移植カンファレンス、心不全カンファレンス、呼吸器外科カンファレンスに参加しています。

栄養サポートチーム(NST)とは

消化管術後,頭頸部術後,炎症性腸疾患,慢性膵炎,肝硬変など消化器に関する疾患,また腎疾患,呼吸器疾患,皮膚疾患などは,栄養摂取不足,吸収障害,代謝障害,生体からの喪失により,容易に低栄養状態を引き起こします。また,肥満,糖尿病,高脂血症,高尿酸血症,高血圧症などは生活習慣病(メタボリックシンドローム)と呼ばれ,動脈硬化を基にした種々の合併症を引き起こします。このように,栄養状態は疾患の治療,予後に大きな影響を及ぼします。そこで,医師,栄養士,薬剤師,看護師が中心に,栄養状態を専門的に評価し,改善策を検討するチームが必要となります。当院では,平成16年4月にNST活動が全科的に開始されています。栄養状態の問題症例がございましたら,NSTに連絡をお願いします。

NST

緩和ケアチームとは

当院の緩和ケアチームは、“患者のがんに伴う痛みなどのいろいろな苦痛を取り除き、充実した生活ができる様に支援する”ことを目標としています。毎週木曜日には医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、理学療法士、臨床心理士等と共に管理栄養士もカンファレンス、回診に参加しています。管理栄養士は、栄養状態や食事摂取量を把握し、状況に応じて食事の調整を行いQOLの向上、栄養状態の改善ができるように目指しています。

褥瘡対策チームとは

当院では、管理栄養士も褥瘡対策チームに参画し、患者さんの栄養改善に努めています。毎週木曜日の褥瘡外来では医師の診療にも同席し、食事摂取状況や体重の変化を確認するとともに、褥瘡治癒に向けて栄養面・食事面から支援を行っています。また、医師の回診にも同席し、入院患者さんの褥瘡の状態や栄養状況の確認を行い、個々人の状態にあわせた食事提案に努めています。

外来化学療法室について

外来化学療法室では、医師、看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床心理士等、多職種が連携して治療を行っています。毎朝のミーティングに管理栄養士も参加し、スタッフ間の意思疎通や患者の情報共有を行っています。管理栄養士は、外来化学療法初回導入患者に対して、体重減少の著しい患者、食欲不振者、問診で食事・栄養に不安を感じている患者、低栄養患者等に、介入を行うようにしています。

入退院支援について

総合診療サポートセンター(TMSC)では、管理栄養士が常駐し、入院予定の患者さんに対して栄養状態の評価を行っています。また、摂食・嚥下機能や食物アレルギー等の詳細な確認を行い、病棟担当の管理栄養士と連携して、入院当日から個々に適した治療食を提供し、入院後の栄養管理に繋げています。入院前の段階で栄養障害や栄養・食事に関係する問題が有と判定された場合は、入院までの期間において更なる栄養障害のリスクが発生しないように支援を行います。退院後においても転院先や施設、在宅などで一貫した栄養ケアを行えるように、地域包括連携を視野に入れた支援を実施しています。多職種カンファレンスに参加し、患者さんの栄養状態や食事摂取状況、栄養・食事に関係する問題等について話し合い、多職種と協働して患者さんへの支援を行っています。