福山だより
岩城@大田記念病院です。
せっかく滞在しているので、福山のレポートをしたいと思います。
こちらに来るまでは、松山でもトラックをよく見る「福山通運」の本社がある
ということぐらいしか知らなかったので、今日観光してきましたが、
いろいろな点で松山と縁が深いところだと思いました。
まず、福山は人口50万人くらいで、松山と同じ規模の町です。
松山よりは道路が大きくて、縦横に広い印象がありますが、
海あり山ありで食べ物も美味しいです。
福山にも城があり、JR福山駅の北側にほとんど接しています。
中国地方の有力外様である毛利家に睨みを効かせるため、
徳川家康が従兄弟の水野勝成に備後国(後の福山藩)を与えました。
その時に築城されたので、近世城郭では最も新しい城。。。だそうです。
関が原の後、すぐに作られた松山城より20年遅く作られています。
そして、松山に「千と千尋の神隠し」あれば(?)、福山に「崖の上のポニョ」あり!です。
宮崎監督は鞆の浦に滞在して構想を練ったらしく、映画の中でも似たような場面が何度も出てきます。
町を歩いていると、ポニョを発見↓
鞆の浦は古い町並みの残る、のどかな港町ですが、瀬戸内海横断の際の潮待ちで
古くから栄えた港町で、なんと万葉集にも出てきます(そういえば熟田津もそうですね!)。
その後は毛利、足利と歴史の要所で登場し、
江戸時代には、龍馬の乗った「いろは丸」が大洲から出向して
衝突・沈没した際の談合がここ↓で行われました。
鞆の浦の高台にあった「医王寺」
職業柄、思わず拝みたくなるような、御利益ありそうな名前のお寺です。
そして医王寺からの景色は絶景でした。
右手向こうの陸地は愛媛県。。。はるかなる阿倍仲麻呂気分。。。
ということで、瀬戸内海を挟んだ福山で日々、頑張っています!
あともう少しですが、しっかり精進したいと思います。
※ ちなみに、鞆の浦には沖に「仙酔島」という素敵な名前の島がありました。いつか行ってみたいですね。