研究室概要

研究室概要

当講座の研究目標は、免疫システムの司令塔であるT細胞の分化・機能制御機構を明らかにし、免疫システムの異常によって発症する疾患(アレルギーを中心として)の治療法や効率の良いがん免疫療法およびワクチン開発のための新規理論基盤を構築することです。現在、私たちはT細胞の分化、機能、老化制御における代謝とエピゲノム変化の役割に着目し、目標を達成すべく研究を進めています。研究は、細胞レベルの解析を中心に、疾患モデルからタンパク質相互作用解析まで、幅広い研究手法を駆使して行なっています。

進行中の研究は、以下の2項目です。
(1)T細胞代謝・エピゲノム調節による免疫システム制御法の開発
(2)T細胞老化・疲弊制御機構の解明
詳細は、研究内容をご覧下さい。


血液提供ボランティアの募集
現在、血液提供ボランティアを募集しています。詳しくは、こちらをご覧下さい。


新着情報

2023年3月 老化CD8T細胞の機能に関する角田先生の論文がCancer Scienceにアクセプトされました。

2023年3月 CD8T細胞の抗腫瘍活性を制御するUtxに関する野田先生の論文がCancer Scienceにアクセプトされました。

2023年3月 T細胞の解糖抑制とアレルギー性接触皮膚炎に関する岡本先生の論文が、J. Investigative Dermatologyにアクセプトされました。

2023年2月 好中球様単球の分化に関する東京薬科大学生命科学部免疫制御学研究室との共同研究成果がCell Reportsにアクセプトされました。

2023年1月 COVID-19ワクチン接種と抗体価に関する血液・免疫・感染症内科学との共同研究成果がJ. Infect Chemotherにアクセプトされました。

2022年10月 野田先生が日本癌学会学術総会で”令和4年度日本癌学会若手研究者ポスター賞”を受賞しました。

2022年10月 濱田先生が大学院生として新たに当研究室に加わりました。

2022年6月 角田先生が四国免疫フォーラムで”奨励賞”を受賞しました。

2022年3月 愛媛県における重症急性呼吸器症候群コロナウイルス 2 (SARS-CoV-2) 抗体の血清有病率に関する血液・免疫・感染症内科学との共同研究成果が、Jpn J Infect Disにアクセプトされました。

2022年2月 松岡先生が”LEGEND Research Grant”を受賞しました。

2021年12月 角田先生が四国地区4大学大学院合同研究発表会で”最優秀研究賞” を受賞しました。

2021年12月19日 マイクログリアにおけるMyd88の機能に関する分子細胞生理学との共同研究成果が、 J. Neuroimmunology にアクセプトされました。

2021年12月15日 CD8T細胞分化に与えるグルココルチコイドの影響に関する小西先生の論文が、Biochem. Biophys. Res. Commun. にアクセプトされました。

2021年10月 桑原先生が日本アレルギー学会の”BEST PRESENTATION AWARD”を受賞しました。

2021年8月24日 T細胞のエピゲノム調節因子Utxとアレルギー性皮膚炎の発症に関する井上先生の論文がJ.Immunol. にアクセプトされました。

2021年4月21日 中村先生が大学院生として新たに当研究室に加わりました。

2021年1月14日 ケラチノサイトにおけるCIS1の機能に関する皮膚科学講座との共同研究成果が J. Dermatological Scienceにアクセプトされました。

2020年10月5日 山本先生が第19回須田奨励賞を受賞しました。

2020年9月24日 山本先生が大学院生として新たに当研究室に加わりました。

2020年8月4日 Th2細胞分化と解糖系に関する八木先生の論文がBiochem. Biophys. Res. Commun. にアクセプトされました。

2020年7月15日 化学品メーカーMORESCO(モレスコ)と新規アレルギー治療薬開発の共同研究を発表しました。(愛媛新聞 7月16日の紙面より)

2020年7月5日 T細胞の解糖系に関する鳥山先生の論文がCommun. Biol. にアクセプトされました。

2020年6月15日 高分解能プロテオフォーム分画技術(PEPPI-MS)に関する病態機能解析部門との共同研究成果が、J Proteome Res.にアクセプトされました。

2020年4月28日 TSLP応答性樹状細胞サブセットに関するミヤケ先生の論文が、Cellular Immunologyにアクセプトされました。