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愛媛大学教育学部附属中学校で「がん教育集会」を行いました【11月27日(火)】

 平成30年11月27日(火)、愛媛大学教育学部附属中学校の3年生を対象に、がん教育集会を行いました。
 
 日本人の死亡原因の1位である「がん」。日本人の2人に1人ががんになる現代においても、がんに対する正しい知識を得る機会はそう多くはありません。国は、若年層からがんに対する知識を持つことを推奨しており、2014年度から「がんの教育総合支援事業」を開始しました。愛媛大学医学部附属病院でも、がん診療連携拠点病院事業の一環としてがん教育に取り組み、がんに対する正しい知識の普及に努めています。
 今回、大学院医学系研究科臨床腫瘍学講座の薬師神芳洋教授が講師を務め、愛媛大学教育学部附属中学校の3年生を対象としたがん教育集会を行いました。
 はじめに、がん細胞の成長過程や予防策について、統計データを用いながら説明がありました。その中で、たばこが、がんができる最大の要因であるデータを紹介し、薬師神先生から「将来、たばこを吸わない、また、たばこを吸わせない環境づくりをしていってください」とお願いがありました。
 次に、がんの治療について、抗がん剤治療や放射線療法など、最新の治療法を紹介しました。
 最後に、がんを理解しがんにならないように心がけると同時に、がん患者さんは様々な痛みの中にいるため、がんで悩んでいる人、がんと戦っている人をもっと理解する必要があると説明がありました。
 講演終了後の質疑応答では、予防のためにどのような点に気を付けたらよいかといった質問もあり、がんについて考える良い機会となりました。
 本学は、地域貢献の一環として、がんに関する正しい知識とその予防等についての普及を図るため、今後もがん教育を実施していきます。

講演の様子
講演の様子
質疑応答の様子
質疑応答の様子