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愛媛県医学生サマーセミナーを開催しました。【8月18日(土)】

 平成30年8月18日(土)、愛媛県庁第二別館6階大会議室で愛媛県医学生サマーセミナーを開催し、県内外の大学から37人の医学生が参加しました。

 このセミナーは、愛媛県内の地域医療への理解をさらに深めるため、愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に、愛媛県が毎年開催しているものです。今回は、初めての取組みとして、愛媛大学の学生主催によるプレレクリエーションを実施しました。
 プレレクリエーションでは、愛媛大学医学部附属病院総合診療科の菊池明日香助教が、医師として患者さんの訴えをより適確に収集する方法のひとつとなる、「聞き上手」「褒め上手」になるためのコミュニケーション手法を実践的にレクチャーしました。
 また、セミナーでは、大野和久愛媛県医療対策課長から、このセミナーを通じて県内の地域医療に理解を深めていただきたいと挨拶があった後、県立南宇和病院村上晃司先生の司会で、市立宇和島病院西川浩輔先生(後期研修1年目)及び県立中央病院村上将紀先生(初期研修1年目)から、地域の医療現場における日々の研修内容や自身の学生時代の振り返り等について報告がありました。
 その後、愛媛大学大学院医学系研究科地域医療学講座の川本龍一教授の進行で「愛媛の地域医療を担うために『医療から見たまちづくり』」をテーマとしたワークショップを行いました。ワークショップにあたり、今治市、四国中央市、鬼北町から、各市町の特色や地域医療の現状の説明があり、その後、ファシリテーターの各先生も加わり、6班に分かれてテーマに沿ったグループ討議を行いました。
 討議後の各班からの発表では、観光資源を有効に活かすための健康増進イベントの開催、病院間の連携、病院の偏在を解消するためのアイデア、産業医の育成、高齢者医療先進地区としてのアピール、きさいやネットの活用など、各市町の特色を活かした提案があり、どれも若者の視点で真剣に地域医療を考えたものでした。
 最後に、愛媛大学医学部附属病院の高田清式地域医療支援センター長から、県内外の医学生が参加し、各市町の特色を活かした地域医療について真剣に議論いただき、若者の視点で提案していただいたことを嬉しく思うと謝辞がありました。

プレレクリエーション
プレレクリエーション
医学生の発表
医学生の発表