第28回愛媛大学医学部連携病院長会議を開催しました【3月5日(土)】
平成28年3月5日(土),松山全日空ホテルで,第28回愛媛大学医学部連携病院長会議を開催し,県内外の病院長等約130人が参加しました。
愛媛大学医学部連携病院長会議は,本学医学部と県内外の病院を含む医療機関,本院の基礎系及び臨床系の教授,中央診療施設等の部長等が構成員となっている会議です。本会議は,人事交流の為の連携,卒後研修の推進及び改善,先進医療に関する研究及び診療,時代に即応した情報交換等,本学と連携病院の発展に寄与することを目的として年に1回開催しています。
会議では,はじめに,3つの専門部会(臨床研修等協議会,先進医療協議会,地域医療ネットワーク協議会)を開催しました。各協議会では,愛媛県内の医療を取り巻く環境・臨床研究等の現状や課題を議論しました。続いて行われた臨床教授懇談会では,本院の臨床実習の現況について報告がありました。
引き続き行われた総会には,愛媛県医師会の久野梧郎会長,愛媛県保健福祉部の兵頭昭洋部長を迎え,約130人を超える構成員が参加しました。始めに,予算・決算に関する事項を審議し,報告事項として,満田憲昭医学系研究科長から愛媛大学大学院医学系研究科・医学部の取り組みについて,これまでの総括と今後の抱負について説明がありました。続いて,三浦裕正附属病院長から,附属病院の近況について報告があった他,各専門部会における協議内容に関する報告が行われました。
総会終了後,特別講演として,厚生労働省がん・疾病対策課の佐々木健課長から,「医療保険施策の動向~がん・疾病対策を中心に~ ~平成28年診療報酬改定の概要~」と題し講演がありました。続いて,医学部麻酔・周術期学の萬家俊博教授から「手術医療の安全向上を目指した手術映像記録管理システム」と題し,2016年度から当院手術部で導入する手術映像記録システムの説明がありました。その後,医学部老年・神経・総合診療内科学の大八木保政教授から,「認知症の分子病態と治療法の開発」と題し,アルツハイマー病の最新の治療法について説明があり,最後に,医学部肝胆膵・乳腺外科学の髙田泰次教授が新専門医制度に対応した本学専門研修プログラムについて説明しました。
講演会終了後には懇親会を開催し,病院運営に関する意見交換や地域医療の近況を参加者間で話し合うなど,県内の主要な医療機関の長が交流を深める良い機会となりました。