「救える命は必ず守る」ことを一義的目的とし、一次救急/二次救急/三次救急の連携を確立し、24時間―365日の医療提供体制構築を目指しています。
愛媛県小児救急医療電話相談事業の機能的に連動できるシステム開発・研究。
- 先天性心疾患のカテーテルインターベンションおよび血行動態解析
先天性心疾患のカテーテルインターベンションおよび血行動態解析
先天性心疾患の低侵襲治療をめざして、カテーテル治療法の開発、デバイスの開発などに取り組んでいます。
我々は、学校現場におけるAEDの複数設置、有効設置が、速やかな救助につながるという検証データを得ました。地域への設置や実施における普及教育活動を行っています。
1 愛南ハートプロジェクト (2017~)
2 八幡浜AEDプロジェクト(AEDの戦略的・有効設置) (2019)
子どもたちが、慢性疾患を乗り越えて、成長・発達していくことは、小児医療をはじめ、小児保健・福祉、教育就労など子どもに携わるみんなの共通の願いです。
病気を乗り越えた子供たちが、成長・発達し、小児期から成人期に移行して、自立していくためには、多くのハードルを乗り越えていかなければなりません。
悩み相談、就園・就学・学習支援、きょうだい支援、就職・就労継続支援など、身体的、知的、精神的にも、体調に合わせた支援体制の構築が必要です。
小児慢性特定疾病児童等自立支援事業の発展に資する研究(H30-難治等(難)-一般-017)
など、厚生労働省の科学研究などを実施しています。
成人期先天性心疾患:ACHD(adult congenital heart disease) は、医療の進歩とともに急速に増加傾向にあり、これからますますニーズは増大し、発展していく重要な分野です。
ACHDにおける治療戦略、心不全治療、不整脈治療など、新しいエビデンスを必要としているホットな領域です。小児疾患の成人期への移行医療システム構築をめざします。
川崎病は、依然として原因不明の疾患ですが、後遺症を減らすべく治療法の開発が進んで新しい治療戦略が確立されてきました。この成果は、Lancet (2019)に掲載されました。また、川崎病性動脈瘤についての研究も進行中です。
国際支援・交流
HSP: Heart Saving Project in Mongoliaは、モンゴル国における先天性心疾患に対するカテーテル治療と心臓病検診を中心とした、モンゴル国の小児循環器診療支援プロジェクトです。2002年から取り組んでいます。
JICA project:モンゴル国初の大学病院を、ウランバートルに設立するプロジェクトです。
アフリカザンビアにおける医療支援:ザンビア教育大学との発展途上国における妊娠高血圧症候群の共同研究。
周産期診療体制強化をめざした教育プログラム