令和5年4月23日(日)、東京丸の内のJPホールで開催された第31回日本医学会総会の学生セッションで、本学の医学生がプレゼンテーションを行いました。
日本医学会総会は、日本の141の医学系学会と日本医師会が合同で4年に1回開催する学術集会で、数万人が参加する大規模なイベントです。医療関係者だけではなく一般市民の方を対象とした講演会や展示会も行われています。
この度、120年に及ぶ日本医学会総会の歴史の中で初めて、40歳以下のメンバーからなる委員会(U40委員会)が組織され、さらに初めて学生が主体となるセッション「U40委員会企画9 この社会で何を考える、医学生たち」が企画されました。全ての大学医学部・医科大学に1名ずつの学部長推薦枠が与えられ、全国から50名ほどの学生が選ばれました。本学からは、6年生の越智夢乃進さんが代表として参加し、総合医学教育センターの小林教授がメンターとして陪席しました。
全国の大学から集まった学生たちは、4ヶ月にわたって、リモート会議等を通して準備を行い、その成果を9つのグループごとにセッションの場で披露しました。
越智さんはグループ発表の中で、愛媛県内の医療機関において自身がヒアリングした調査結果を紹介したほか、フロアからの質問にも的確に答えていました。
越智さんは参加した後のインタビューで、「今回のグループのメンバーとは、準備の段階でも、実習やカリキュラムの違い、地域枠制度の違いについて共有し、大変勉強になりました。今後も、メンバーで近況を報告し合おうということになっています。」と語っており、この経験を今後に活かしたいという強い想いが感じられました。
最後は、日本医学会総会会頭からの学生への熱いメッセージでセッションの幕が降りました。
講演の様子
参加した越智さん