令和8年10月14日(水)、医学部40周年記念講堂にて、京都大学大学院医学研究科分子腫瘍学の藤田恭之教授をお迎えし、「藤田恭之先生特別講演会〜最先端の研究に触れる。〜」を開催しました。
本講演会は、医学部学生組織「Fiore(フィオーレ)」が企画・運営したものです。
開会にあたり、Fiore代表の品部凜太郎さんから挨拶があり、その後講師紹介を経て講演が始まりました。
講演では、まず、がんとは何か、また、がんがどのように発生するのかといった基礎的な内容について解説が行われました。その後、ご自身の大学院生時代の経験や海外での研究経験について、ユーモアを交えながら紹介されました。
講演後半では、生物の組織内において、性質や状態がわずかに異なる同種の細胞同士が隣り合った際に、適応度の高い細胞が生き残り、低い細胞が積極的に排除される現象である「細胞競合」について、具体的な研究プロセスやがん研究に関する最新の知見を、映像や身近な例えを用いて分かりやすく解説されました。
また、藤田教授が特に強調されていたのは、「アイデアの生み出し方」についてでした。現在、藤田教授が第一人者として活躍されている、哺乳類における「細胞競合」の研究についても、そのアイデアが生まれた大学院生時代の経緯が紹介されました。その中で、「革新的なアイデアは周囲にすぐには認められず、考えが間違っていることもあるかもしれない。しかし、アイデアがなければ研究そのものが始まらない。日頃から常に何か新しいアイデアはないかと考えながら生活していってほしい」と学生たちへメッセージが送られました。
学生たちは、ユーモアあふれる講演を楽しみながらも、藤田教授の経験や研究に対する姿勢から大きな刺激を受け、真剣な表情で耳を傾けていました。
講演後の交流会では、藤田教授と直接意見交換ができる時間が設けられました。講演内容に関する質問や、研究者を志したきっかけについての質問など、多くの学生が積極的に発言する姿が見られました。
本学では、今後も学生主体の学びと挑戦を支援してまいります。
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