Peopleメンバー

TRCバイオバンク部門

准教授

塩川 大介

Daisuke SHIOKAWAA

研究内容

 がん組織はがん細胞だけではなく、線維芽細胞や免疫細胞など間質を構成する様々な細胞から成り立っています。さらにがん細胞自身にも分化レベルや増殖状態の異なる細胞、さらには新たな遺伝子変異を獲得した細胞など様々な多様性があることがわかってきました。このようながんの細胞多様性を解析することは、がんの特性を理解し、例えば抗がん剤耐性、転移能の獲得など治療の障壁となる様々な問題を解決する上でとても大切なことと考えています。私たちはシングルセル、空間トランスクリプトーム解析といったdryの実験系、さらに臨床検体由来オルガノイド、がんモデル動物を用いたwetの実験系をバランスよく組み合わせ、より効果的ながん治療法の開発へと繋がる成果を目指し研究を行っています。

略歴

1988年東京工業大学1類(理学部生命理学科)
1993年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻
1995年東京理科大学薬学部 助手
2007年国立がん研究センター研究所 SORST研究員
2008年シンガポール国立大学癌研究所 Senior research scientist
2012年国立がん研究センター研究所 ユニット長
2022年- 現在愛媛大学医学部附属病院 先端医療創生センター 講師

所属学会

  • 日本癌学会

担当授業科目

  • 大学院 基礎研究方法論
  • バイオインフォマティクス特論(地域レジリエンス学環)
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