愛媛大学医学部附属病院 先端医療創生センター

部門紹介

バイオメカニクス部門

スタッフ一覧

  • 白石善孝(部門長)
  • 渡部祐司

部門概要ならびに研究紹介

1.高機能人工関節デザインと生体評価システムの開発

イメージマッチング技術

 コンピュータシミュレーションによる摩耗予測、イメージマッチングによる人工関節の生体内動態解析および6自由度膝関節シミュレータなどの人工関節開発支援技術や生体評価システムを開発すると共に、日本人の解剖学的形状に適合し、正座などの深屈曲に対応しつつ、かつ低摩耗による長期耐用性を有する高機能人工関節デザイン開発(特許出願中)を2014年1月に開設した国内初の統合型人工関節センターの研究開発部門との連携により強力に推進するとともに、臨床部門での臨床応用を実施する。
 学内に新たに耐用性試験機専用施設を設置し、産学連携により独自に開発した4軸摩耗試験、軸荷重試験機、3軸拘束範囲試験機、内外反拘束範囲試験機などISO, ASTM規格基準を満たした試験機を配置し、将来のインプラント開発に関する基盤整備を実施する。

2.革新的低侵襲治療の創製とナノテクノロジー分子開発技術

磁性ナノ粒子

 これまでtraining box、virtual reality (VR)によるシミュレーション訓練の技術開発や手術手技の定量的評価法を確立し、膝関節に関する低侵襲トレーニングシステムの構築を図ってきた。これらの基盤技術を生体の各関節へ適用拡大し、それぞれの関節鏡用training boxおよびVR simulatorの開発を進める。
今後広まる可能性の高いロボット手術への展開も想定した手術トレーニングシステムの構築を図る。鏡視下手術に関しては、細胞レベルでの腫瘍の可視化が可能なイメージング技術を用いて、迅速かつ精緻な手術を可能にする技術開発を進める。また、ナノテクノロジーを応用した低侵襲治療として、発熱磁性ナノ粒子と抗がん剤を用いた低侵襲癌温熱化学療法や免疫ナノリポソームをプローベとしたリアルタイム血管画像処理による手術支援システム、およびナノカプセル型人工酸素運搬体の開発を通じて、革新的な低侵襲治療への展開をはかる。