愛媛大学医学部附属病院 先端医療創生センター

部門紹介

再生・細胞治療部門

スタッフ一覧

  • 白石敦(部門長)
  • 安川正貴

部門概要

再生・細胞治療部門では主に眼科領域、皮膚科領域の再生医療と血液疾患における遺伝子治療・細胞治療の開発を行っています。

研究紹介

眼科領域では、角膜上皮の再生医療を行っています。現在までは移植片から採取した角膜上皮細胞を用いた培養角膜上皮シート移植の臨床応用を行い比較的良好な成績を収めてきました。しかしながら拒絶反応という問題があるため、自己口腔粘膜より採取した培養口腔粘膜上皮シート移植が厚労省におけるヒト幹細胞臨床研究審議会にて承認されたことを受け、平成24年度より臨床研究を行っています。さらに、自己の表皮細胞から形質転換させた角膜上皮細胞を用いた培養角膜上皮シートの作製方法を開発中です。

皮膚科領域における再生医療の先がけとして培養皮膚開発を進め臨床応用にまで到達しています。その種類も角化細胞のみを重層化させた培養表皮シート移植は多くの患者さんに臨床応用され良好な成績を残しています。さらに培養皮膚の改良・新規開発を推進し、三次元培養皮膚、羊膜併用三次元培養皮膚作製法を開発し、現在は細胞積層技術を用いた迅速・簡易作製法を開発中です。

白血病をはじめとした様々ながんに対する遺伝子治療・細胞治療として、がん特異的TCR遺伝子導入遺伝子改変T細胞の抗腫瘍効果に関する研究を行っています。すなわち、これまでの網羅的遺伝子発現解析の結果を参考にして、新たな白血病幹細胞ならびにがん幹細胞関連抗原特異的CTLクローンの樹立を試み、これらからT細胞レセプター遺伝子単離し、発現ベクターを構築しました。現在、内在性TCR発現抑制新規レトロウイルスベクターを用いた難治性急性白血病と骨髄異形成症候群に対する免疫遺伝子治療第Ⅰ相臨床試験が進行中です。

培養角膜上皮シート:
正常ヒト角膜と同等の形態をした
培養角膜上皮シートの作製が可能

正常ヒト角膜