会長挨拶

薬師神 芳洋(昭和63年卒・10期生)

 愛媛大学同窓会会員の皆様。この度、高田前同窓会会長の後任に推挙されました、愛媛大学臨床腫瘍学講座の薬師神(芳洋)と申します。
 私は1988年(昭和63年)に愛媛大学医学部を卒業し、旧第1内科(小林譲教授)、松山日赤病院内科、を経て愛媛大学大学院に入学。その後卒業・留学を経て再度大学に戻り、旧第1内科、新設の附属病院腫瘍センター・臨床腫瘍学講座の開設に携わり、現在に至っております。会員の皆様の懇親、そして愛媛大学医学部同窓会の発展の為、微力ながら尽力致す所存です。どうか宜しくお願い致します。
 さて、会員皆様はこの同窓会について、どの程度ご記憶でしょうか?例えば、歴代の会長のお名前が挙がるでしょうか? 私の記憶も定かで無い事から、調べてみました。
 昭和57年 愛媛大学医学部同窓会発足  昭和60年 朴信正先生 (初代会長) 昭和62年 櫃本泰雄先生(第2代会長) 平成3年 鳥居本美先生(第3代会長) 平成5年 西尾俊治先生(第4代会長)
 平成11年 高田清式先生(第5代会長) 平成29年 薬師神芳洋 (第6代会長)
と言う変遷です。高田清式先生におかれましては、18年間の長きに渡り会長をお勤めに成り、愛媛大学の顔とも言える存在です。私の様なものが後を引き継いで良いものか少々不安ではあります。一方で、私の使命は、同窓会がより皆様の身近なものになり、会員の皆様がより参加し易い会にする事ではないか、と感じています。副会長の時代から、会員の皆様と同窓会には少し距離があるように私は感じていました。
 そこで、まずは同窓会の規約を総会を通じて変えさせて頂こうと思っています。同窓会会長の任期は3年2期までとし、役員に関しては人数を規定したうえで任期制とし、出来れば、各支部の責任者が役員に入るような体制が出来ないものかと考えています。また、同窓会総会の充実と同窓会誌の充実も必要と考えます。この計画実現出来るか、会員の皆様のご協力が是非とも必要です。どうか宜しくお願い致します。
 まずは、今年から同窓会誌の内容を少し変えました。今年は、愛媛大学医学部長(満田先生)、病院長(三浦先生)に加え、我らが高田前同窓会会長を交えた座談会を計画しました。これまでの愛媛大学医学部とこれからの医学部を語って頂こうと思っています。また、新任教員のご挨拶に加え、本年度大学を後にされる先生方のご挨拶、全国で活躍されている卒業生のレポート(新城憲先生、高梨秀一郎先生)等を新たに加えました。少し印象が変わった同窓会誌をお楽しみください。
 さて、愛媛大学医学部創立50周年が迫っています。この時多くの会員の皆様にお会い出来る事を楽しみにしておりますと同時に、この同窓会が会員の皆様の心のよりどころになるように、そして何よりも楽しい会になるよう努力致します。
 どうか皆様お力をお貸しください。

平成29年(2017年)11月

第6代同窓会会長 薬師神 芳洋