愛媛大学大学院医学系研究科 地域救急医療学講座

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ごあいさつ

八幡浜・大洲圏域における「持続可能な救急医療サービス」の提供を支援する

八幡浜圏域の救急医療を支援するため、八幡浜市の寄付により開設されているのが「地域救急医療学講座」です。八西地区(八幡浜市・伊方町)は深刻な医師不足に悩まされており、市立八幡浜総合病院では火曜日の救急患者の受け入れを中止せざるを得ない状況に追い込まれていました。このような状況では八西地区の住民の方々が安心して救急医療を受けることができません。そこで、持続可能な救急医療サービスを提供するためのインフラ整備と医療従事者の育成・確保を愛媛大学が支援していくことになりました。

大学院医学系研究科内に「地域救急医療学講座」を設置。4名の医師(内科3名、小児科1名)がこの講座に所属します。4名の医師は、市立八幡浜総合病院に設置された「地域サテライトセンター」にて救急医療を支援する他、医師の育成確保や、救急医療に関する教育・研究などに従事しています。また、医学部学生や研修医を市立八幡浜総合病院で教育・指導を行います。

若い医師が増えれば現場は元気になります。
どうやって医師を確保していくのか、どうすれば医師を呼び込む環境を作ることができるのかということは、八西地区の医療現場における最大の課題です。
本講座では、医学部学生や研修医に他では経験できないような実臨床に即した臨床実習・研修を提供し、八西地区で研修を受けた学生や研修医が、将来八幡浜で次世代の学生・研修医の指導が出来る医師の育成が出来ればと考えています。医師の確保を含め、八西地区の救急医療サービスが安定して提供されていくよう、環境の整備に努めていきます。

地域救急医療学講座
教授 池田俊太郎

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