令和2年6月5日(金)、愛媛大学医学部にて、医療用ガウン及びフェイスシールドの贈呈式を実施しました。
このことは、愛媛大学医学部とウインテック株式会社が、現在、新型コロナウイルス感染症の影響で世界的に不足している医療用ガウン及びフェイスシールドを共同開発し、ウインテック株式会社のご厚意により医学部及び医学部附属病院に寄贈いただくことになり、実施したものです。
贈呈式では、まず、ウインテック株式会社の駄場元定生代表取締役社長から、開発の経緯やガウン及びフェイスシールドの特徴についての説明があり、続いて、駄場元社長から山下政克医学部長、三浦裕正医学部附属病院長へ目録が贈呈されました。
山下医学部長から、開発の経緯やフェイスシールドを対面授業で活用することを検討していること、三浦病院長からは、愛媛県や他の医療機関と連携し、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めていくことが、感謝の意とともに述べられました。
贈呈式後には、医学部附属病院の佐藤格夫救急部長が、感染防止のための着脱方法を実演し、特徴についてもあわせて説明しました。
医療用ガウン及びフェイスシールドには、次のような特徴があります。
ガウン
・首元の開きを小さくするため、後ろで結ぶことで調節可能。
・体の横から背中部分を広く覆うことが可能。
・ポリプロピレン製で、強く引っ張ると破れるため、使用後、スムーズに脱ぐことが可能。
フェイスシールド
・上部の開口部を小さくした医療現場用と長時間着用しても苦になりにくい対面授業等で活用できる2タイプを作製。
・シールド部分は花を包むフィルムでできており、約13グラムと軽量。
この共同開発は、愛媛大学医学部、東温市、東温市内の企業の産学官連携事業「東温市健康医療創生事業」が橋渡しとなり、実現したものです。
目録贈呈の様子
ガウン及びフェイスシールド着用の様子