治療ガイドラインについて

新しいB型肝炎、C型肝炎の治療ガイドラインが日本肝臓学会Webページで紹介されています。
日本肝臓学会編 『B型肝炎治療ガイドライン』『C型肝炎治療ガイドライン』

また、肝硬変の治療についは、日本消化器病学会・日本肝臓学会から肝硬変診療ガイドライン2020が発行されています。

肝細胞癌に対する治療ガイドラインとして「肝癌診療ガイドライン」が日本肝臓学会Webページで紹介されています。

近年免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎が問題になっており、そのため免疫抑制・化学療法におけるB型肝炎対策ガイドラインが、厚生労働省「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班劇症肝炎分科会と「肝硬変を含めたウイルス性肝疾患の治療の標準化に関する研究」班で討議され、雑誌「肝臓」50巻1号p38-42 (2009)に示されました。HBVキャリアーおよびHBV既往感染の症例でも、免疫抑制・化学療法をガイドラインに沿って治療することが推奨されています。最新のガイドラインではHBV-DNA量が2.1 logcopies/ml以上か未満かによって、経過観察か治療介入を行うかが決められており、B型肝炎治療ガイドラインの中に記載されています。
日本肝臓学会編 『B型肝炎治療ガイドライン』