当センターは、ウイルス肝炎(B型肝炎、C型肝炎)をはじめ肝疾患全体の患者さんおよび家族の方、診療に携わる医療関係者の方を対象とした相談センターです。現在日本では肝炎に罹患されている方は350万人、C型肝炎ウイルス(HCV)保有者数は約150-200万人、B型肝炎ウイルス(HBV)保有者数は約130-150万人と推定されています。そしてC型肝炎から肝硬変に至ると1年に7%、B型肝炎から肝硬変に至ると1年に3%の方が肝細胞癌を発症すると言われております。症状がない患者さんに気付いていただき、早期に適正な治療をするか、発癌を防止するかが、国民的課題になっています。当センターでは肝炎などの肝疾患について不安や疑問を持っている方々に対して、相談や専門医療機関に関する情報提供を行うことにより、不安の軽減および医療を中断することなく継続して受けられるように支援いたします。