医学生・研修生の皆さんへ
愛媛大学乳腺センターでは、乳腺疾患全般の外来診療、手術、薬物療法などを行っています。
乳腺外科は、5大がんのひとつでもある乳がんを主に取り扱っており、マンモグラフィの読影、超音波検査、外科的処置、手術、内分泌療法・化学療法、緩和ケア、遺伝医療など様々な分野に関わっています。5名の乳腺専門医をはじめ乳腺疾患を専門に扱うスタッフで構成されています。ポリクリ、クリクラ、初期研修、後期研修などで多くのまなびを提供することが出来ます。
●教育
大学病院として、臨床・研究と並び、教育は非常に重要な要素であるとの認識のもとに教育活動を行っています。
●講義
乳腺疾患について、基本からわかりやすい講義を心がけています。
●臨床実験
4〜6年生を対象に臨床実習を行っています。検査・診断から治療まで実践的な教育を行っています。乳腺科を通して外科やがん治療に対する興味を持ってもらえたら、と思い色々と工夫をしております。
●臨床研修医
乳腺科志望だけでなく外科系各科や主にがんを扱う科を志望する研修医の皆さんが有意義な研修を送れるような内容を心がけています。
*より高い専門性
5名の乳腺専門医をはじめ乳腺疾患を専門に扱うスタッフで構成されています。
*女性患者さんの視点に立った医療
女性医師を常時配置し、女性医師の診察を希望される患者さんのニーズにお応えできるようにしております。
*各科・各領域の専門医が多数在籍する大学病院
併存疾患のある患者さんも安心して医療を受けていただけるような体制づくりをしております。
*多職種の専門性を生かしたチーム医療
乳腺外科医だけでなく、腫瘍内科医、放射線診断医、放射線治療医、形成外科医、病理医、薬剤師、看護師,放射線技師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーなど多職種の職員が集まってカンファレンスを行い、それぞれの得意分野を発揮してひとりひとりの患者さんの病気の状態や社会的環境など様々な状況に合った医療を受けていただけるような体制づくりをしております。
*乳がん患者さんが生き生きと楽しく充実した人生を過ごしていただくお手伝い
リンパ節郭清術を受けた後に起こることのあるリンパ浮腫のケアや、アピアランスケア(抗がん剤治療などによる外見の変化に対するメークなどのケア)にも力を入れており、患者さんがより生き生きと暮らしていただく手助けをしていきたいと考えております。
*基礎医学講座とのコラボレーション
乳がんに関する基礎研究にも力を入れており、研究の成果が実際の医療に還元されることを目標に研究活動をしております。
乳腺に何か心配、不安を感じた方に気軽に受診していただくことができ、また乳がんで苦しむ愛媛の女性が少しでも元気で明るい毎日を送れるように、メンバー一同全力で頑張っています。
どうぞ宜しくお願いいたします。