医学生・研修生の皆さんへ
●乳腺科での研修
当センターでは愛媛大学附属病院にて初期研修を行う方の受け入れを行っています。
プログラム上は「肝胆膵・乳腺外科学」の枠となりますが、肝胆膵外科での研修を行わず「乳腺センターのみでの研修」が可能です。
<期間>1か月以上
<定員>若干名
<研修内容>
乳腺医療の基本からより実践的に学んでいただきます。
乳房視触診法
マンモグラフィ読影法、乳腺超音波の施行と診断、MRIなど各種画像診断法、穿刺吸引細胞診、コアニードル針生検、バコラ針生検、ステレオガイド下腹臥位式マンモトーム生検
手術(乳腺腫瘤摘出術、乳房温存手術、乳房切除術などの手術に主に助手として参加していただきます。乳腺外科、一般外科に進む予定の方はさらに実践的な研修をしていただきます。)
薬物治療、放射線治療など集学的治療のマネージメント
<ひとこと>
乳腺科は手術だけではありません。
乳腺疾患独特の診断学(各種画像診断と病理診断)、また抗がん剤治療、内分泌治療、分子標的治療などの薬物療法を施行している症例も多く学んでいただきます。
将来乳腺外科医、一般外科医を目指す方だけでなく、内科(特にがんを扱う領域)、外科系各科、放射線科などを目指すかたにも非常に意義のある研修を受けていただけると思います。もちろん乳腺疾患に興味のある方はどなたでも研修可能です。
みなさんの研修をお待ちしています。
何かわからないことがあったらお気軽にご相談ください。*より高い専門性
5名の乳腺専門医をはじめ乳腺疾患を専門に扱うスタッフで構成されています。
*女性患者さんの視点に立った医療
女性医師を常時配置し、女性医師の診察を希望される患者さんのニーズにお応えできるようにしております。
*各科・各領域の専門医が多数在籍する大学病院
併存疾患のある患者さんも安心して医療を受けていただけるような体制づくりをしております。
*多職種の専門性を生かしたチーム医療
乳腺外科医だけでなく、腫瘍内科医、放射線診断医、放射線治療医、形成外科医、病理医、薬剤師、看護師,放射線技師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーなど多職種の職員が集まってカンファレンスを行い、それぞれの得意分野を発揮してひとりひとりの患者さんの病気の状態や社会的環境など様々な状況に合った医療を受けていただけるような体制づくりをしております。
*乳がん患者さんが生き生きと楽しく充実した人生を過ごしていただくお手伝い
リンパ節郭清術を受けた後に起こることのあるリンパ浮腫のケアや、アピアランスケア(抗がん剤治療などによる外見の変化に対するメークなどのケア)にも力を入れており、患者さんがより生き生きと暮らしていただく手助けをしていきたいと考えております。
*基礎医学講座とのコラボレーション
乳がんに関する基礎研究にも力を入れており、研究の成果が実際の医療に還元されることを目標に研究活動をしております。
乳腺に何か心配、不安を感じた方に気軽に受診していただくことができ、また乳がんで苦しむ愛媛の女性が少しでも元気で明るい毎日を送れるように、メンバー一同全力で頑張っています。
どうぞ宜しくお願いいたします。